採用情報

過剰コミュニケーション

自閉症スペクトラムについて活動していると、必ずと言っていいほど出てくるのがコミュニケーション力である。営業の際も企業の担当者から言われるのは、「当社は採用で、コミュニケーション力を重視していますので、、、」というような言葉。

たしかに第3次産業は情報が勝負なので、細かな深い情報を正確に受け渡しできる人が重宝されるのは判る。でも結構な場合、コミュニケーション力が必要な組織って、意思決定がしっかりしていなくって、それぞれの役割分担が出来ていないから、確認のためにコミュニケーションを取らざるをえないのではないか。つまりコミュニケーション力が消極的な理由で必要とされている気がする。しかも日本の独自ルールでのコミュニケーションなので、当然世界では通用しにくい。(もちろん共通のところもあると思うけれども。。。)

過剰品質というのが日本企業の悪いところってよく言われるけれども、過剰コミュニケーションもそろそろ取り上げられてもいいように思う。シンプルな意思決定とクリアなコミュニケーション。自分が過剰コミュニケーションになるときのことを考えると、自信がないから出来なくなるなのかな。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz 
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume
###

海外メディア 『自閉症ワクチン原因説に大打撃』

日本の方にはあまり信じられないかもしれないが、特に米国で強いのが子供の頃に受けたワクチン(おたふくや風疹対策)で自閉症が引き起こされるというもの。その説をはじめに提起した学術論文が、The British Medical Journalから、「単に悪い科学というだけでなく、意図的に不正を働いたもの」であったと厳しく断じられた。ニューヨーク・タイムズ紙の記事はこちらから。

The British Medical Journal has declared that the research was not simply bad science, as has been known for years, but a deliberate fraud.

僕もこの原典にあたったわけではない。が、はじめにこの論文の胡散臭さに気づいたジャーナリストの発言を読んでも、この研究のどうしようもなさが判る。そもそも研究に協力した複数の人たちからもおかしいと指摘されている。

CNNのEditor’s Noteは起訴すべきだと言っている。Vaccine-autism researcher should be prosecuted 日本で言うとニュースを扱うタイプのワイドショーに近いだろうか、Anderson360でも取り上げられたようである。

もちろん、他の研究で自閉症とワクチンの関係を調べているものもあるので、この研究がダメだからといってすぐにワクチン原因説が完全に排除されたわけではない。でも僕が米国の自閉症関連団体の人から聞いたところだと、ワクチン原因説を信じて、子供にワクチン接種させなかったケースで死亡する幼児が出ているらしく、本当に憤っていた。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz 
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume
###

NPRフレッシュエアーでの自閉症の話題の多さについて

米国のラジオで、おそらく最も有名なインタビュー番組であるNPRフレッシュエアー。司会のTerry Grossという人が軽快に、でも鋭いトークを展開する。

日本のメディアと違って無料で放送を配信しているし、過去の番組にもアクセスできるし、ポッドキャストのチャンネルを持っているので、そこでダウンロードして時々聞いている。英語の勉強も兼ねて。たいてい寝るときに聞くので、まあいい睡眠薬になってしまう時も多いのだが。。。

そのフレッシュエアー。非常に幅広いジャンルを扱っているにも関わらず、最近とても自閉症スペクトラム関係が多い気がする。数ヶ月に一回は出くわすような気がする。

1月3日も音楽家のAllen Shawn氏が、双子の妹さんが自閉症で、小さい頃に彼女と離れ離れになった話を語っていた。インタビューはこちらから。父親は雑誌ニューヨーカーの元編集者。兄弟も芸術関係らしい。今Wikipediaで調べたら奥さんは日本の方で、ピアニストのようだ。

僕は日本のテレビもラジオも新聞も普段見聞きしないが、自閉症関係の話題が多くなっていると聞く。昨日のニュースのように聞くのも辛いものも含めてだが。

僕ももしまだジャーナリストだったら
自閉症関連のネタを探す毎日だったろう
Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz 
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume
###

新刊 『専門医に聞くアスペルガー症候群』

12月末に出版された「専門医に聞くアスペルガー症候群」。ようやく手元に届きました。

鈴木のインタビューという形でKaienの事が紹介されています。

表紙

中身

出版物は来月(2月)に自閉症協会として出版するものがひとつあるほかは、僕が関わるものは当面なさそう。

一方でプレゼンはちょこちょこ。来週は渋谷で、来月は上旬に六本木でKaien修了生と、中旬は富山でお話をさせていただく機会がある。Echoing Greenの審査書類と合わせ、こういったこれまでをせき止め、未来を提示し、他の企業や組織、団体の方と語らう場は本当に参考になる。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz 
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume
###

子どもの発達障害に悩んで首を絞めて殺した疑い、というニュースを見て

発達障害といっても、非常に幅広い。この記事だけでは、この母親にどんな苦しみがあったのかもちろん分からない。でも、発達障害ということをきっかけに、家族や本人を追い詰める今の社会は残念だし、なんとか変えたいと思う。

NHKのサイト 「子どもの発達障害に悩んで首を絞めて殺した」
毎日新聞のサイト 「長男が広汎(こうはん)性発達障害と診断され、将来を悲観してやった」

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz 
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume
###

発達障害者の雇用実態調査

東京に帰ってきた。実質2日しかテルアビブに滞在できなかったし、途中イスタンブールで半泊ぐらいしたので、少し夢のなかのよう。夕方、南北線に乗っていつものオフィスに向かう中で、ようやく現実に戻った気がした。

幸か不幸かインターネットの発達でイスラエル滞在期間中も東京との連絡は通常通り。仕事も進んだ。そのなかの一つが、東京都自閉症協会の仕事である発達障害者の雇用実態調査。今TOSCA(東京都発達障害者支援センター)さんや、東京都さん、それから経営者団体のご協力が得られそうで、4月2日の自閉症啓発デイに向けて準備をしている。

100社以上(目標)にアンケートに答えてもらい、今どういう雇用姿勢で発達障害の人間に企業がのぞんでいるのかを、少しでもデータ化したい。なにしろ今は障害者全体のデータはあるけれども、個別具体的なものが少なく、政策提言や啓蒙活動でどこに軸足を於けばいいのかわからない。それを少しでも変えられればと思っている。

2月にはある人事系の雑誌で発達障害の就労問題についての特集を組んでもらえることになった。まったくの個人的な発想から始めたが、言い出してから1ヶ月ぐらいで協力が得られつつある。大分急ぎのプロジェクトなので、明日も少し時間を割くつもり。もちろんKaienの営業活動やオペレーション改善に注ぐ時間のほうが多いのだけれども。

全然本文と関係ないが。。。
イスタンブールの空港で飲んだトルコティー

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz 
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume
###

イスタンブールで祈りが聞こえる

ちょっと長すぎるトランジット中。トルコ航空に無理を言って空港近くのホテルを用意してもらった。

部屋から見える路地

12日の昼に成田に到着予定。日本に帰ると現在進行形のものが沢山。

職業トレーニングは第3期が最終版に差し掛かる。就職活動も本格化。どんどんと興味を持っていただく企業を増やして、修了生の選択肢を増やしていきたい。第4期はそろそろ面接。来年度(4月)以降に向けた職業トレーニングの多角的な展開もしていかないといけない。

今回の視察旅行をまとめて調査元に渡さないといけないなかったり、Echoing Greenの第2次審査の論文書きもあったり、PCと格闘するものが多いのだが、なるべくスピーディに行って、多くの時間を訓練+紹介、次のビジネスモデルづくりに割きたいところ。
若干暖かなテルアビブで体調も回復したので、ようやく本来の生産性に戻れる。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz 
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume
###

テルアビブ訪問記(2)

イスラエルにようやく着いたと思ったら、もう出国の準備。今回は急ぎ足過ぎた。。。滞在したテルアビブすらゆっくり見る時間がなかったし、もちろんエルサレムにも行けなかった。残念。。。

昨日に続いて、テルアビブのハイテク企業で、自閉症スペクトラムの人が働く現場を見て回った。日程の最後はイスラエルの自閉症協会。日本の社会福祉システムの説明や、アスペルガーなど発達障害の人間の雇用状況についてプレゼンをしてきた。

2日間の感想は、日本でもイスラエルでも、自閉症スペクトラムの人の職業トレーニングや就職活動、職場定着について同じ課題があり、それへの対応も非常に似ていること。つまり、正直なところ、すでに日本で気づいていることが多く、また日本のほうが進んでいるところが多く、あくまで自分たちの行っている方向性を再確認したに過ぎない。イスラエルにまで来て何をやっているのかという気がするけれども。。。

訪問先の一つ
逆光で分かりにくいが、スタイリッシュなオフィス

それにしても、この国では仕事を得るには、英語ができないと話にならない。自閉症スペクトラムの人の雇用の問題でも、最初の質問は英語ができるかどうか?である。職場での会話はイスラエル人の間では現地語で行われるが、それ以外(メールや書類関係、それと頻繁にある海外とのミーティングなど)はイスラエル人間であっても英語とのこと。

今日訪問した2社はいずれもイスラエル資本のベンチャーだったが、数年前にアメリカの巨大企業に買収された会社。自閉症スペクトラムの人間が働いている部署も、イスラエルに10人、カナダに10人、中国に3人というような国際的に分散したチームで仕事を普通にしていた。

日本国内にいると、目の前のことで精一杯になりがち。だが、一度外に出て国際化の波を感じると日本の企業、本当に大丈夫かなぁと思ってしまう。つまり、障害者雇用の受け皿になっている大企業が、海外勢に本業で徹底的にやられてしまって、新たな雇用が国内で作れなくなる。そんな事が今現在も起こっているだろうし、将来的にも続きそうな気がする。

今回の視察旅行の目的は、自閉症スペクトラムの雇用に関する海外の事例を調べること。でも、今回一番感じたのは社会保障というよりも、経済の面だった。厚労省や社会保障の問題とは離れているようだが、やはり国として元気のある企業が少なくなると、結局弱者から切られてしまう。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz 
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume
###

テルアビブ訪問記(1)

実質2日間の視察旅行。今日は2社を回った。

海外のモデルを理解するときに気をつけること。

  • 社会福祉制度がどうなっているか (つまり日本のように障害者手帳や障害者雇用、それに伴う助成金や奨励制度がある場合は少ない。実際にイスラエルも、本人にはある程度のシステムがあるが、雇用側には殆ど無い事がわかった)
  • 自閉症スペクトラムの診断の定義はどうなっているか (社会の生きづらさや、その国で主要な学派によって、診断の基準が大分違うと思う。なので同じアスペルガーと言ってもだいぶ違う状況を指しているケースが多い。イスラエルは日本よりもやはり厳格な診断基準で歩きがする。つまりイスラエルで診断されない人間が、日本に移ってきたら診断されるケースがあるだろうな、という印象)
  • 「多様性」の受け入れ素地がある社会か (イスラエルは、外国で生まれた人間が流入してくる国であるため、ユダヤ民族という同一性の中にも、多様性がある。多様性があればあるほど、違ったタイプの人間を受け入れることが出来るように思う。)
  • 誰がお客さんか? (社会福祉系の人の場合は雇用を作ることが目的で当事者がお客さんになるケースが多いが、営利企業の場合はあくまでサービスを行う顧客企業がお客さんになるケースが多く、組織のそもそもの目的を理解しないと話がずれてしまう)

この4点は、いろいろな国の専門家と会って、いつも感じるところである。

今日見学した企業はKaienと似ている訓練=>紹介モデルを作り出している。が、訓練を受ける層(経歴や診断状況や経済・精神面の状態や、学歴など)がやっぱりKaienのそれとは違う。分かる部分はわかったし新しいことも知ることができた反面、各論になると大分違うなという印象を抱いた。

仕事が残っているが、今日は疲れてもう出来ない。明朝頑張ろう。

ソフトウェアの品質管理をしている部署で
働いている自閉症スペクトラムの人を訪問した

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz 
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume
###

テルアビブ着 こちら午前3時半

イスタンブールでの長ーいトランジットを経て、定刻通り午前2時にテルアビブのベングリオン国際空港に到着。

イスタンブールのアタテュルク空港にて

入国審査は、常識はずれの時間だからか、噂とは違ってとてもスムーズ。イスラエルに滞在した記録がパスポートに残っているとアラブ諸国に行けないので、別紙にスタンプを押してもらったのだが、それも嫌な顔ひとつせずにしてくれた。

ホテルもシャワーが水しか出なかったのでクレームを付けたら結構いい部屋に格上げしてもらい、ありがたい。今、午前3時半。明日に備えてそろそろ寝ないといけない。

実はテルアビブでは、KaienのようにデンマークのSpecialisterneから刺激を受けて、自閉症スペクトラムの人を訓練して企業に雇用させるという仕組みをあるベンチャー企業が動かしている。明日はそこにかかわりのある通信大手を2社見学する。

さあ、本当に寝よう。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz 
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume
###

どこまでを障害のせいにするか

Kaienで気を付けていること。それはすべてを障害のせいにしないこと。

人間の特性として、障害名をきくと、どうしてもその障害をもとに、その人の行動を理解、予測することが多くなるように思う。具体的に言うと、Aさんがアスペルガー症候群だという知識があったり、障害者手帳を持っているという知識があるとする。そうすると、Aさんがちょっと不思議な言動をすると、「彼女って、アスペルガーだから、ああいうことをいうのかな?」とか、「彼って障害者だからこういうことを言うんだよね」とか、周囲が考えがちだということである。特にAさんがなにか失敗をしてしまい、信頼を失った後は、周囲のAさんへの見方は「すべて」の言動を障害で説明する傾向が強くなると思う。

そもそも障害名とか障害者手帳の存在を知らなければ、つまるところクローズドであれば、そういった色眼鏡で見られる可能性は少なくなる。これまで医者が当事者に対して「オープンにしてもいいことないですよ」という助言をするケースを度々耳にしてきて、「そんなことはない!」と一人で憤っていた。でも、たしかにクローズドのほうが上手く乗りきれるケースもあるのだというのをここ数週間感じている。

ただ、個人的な見解としては、オープンにすることが重要だということにかわりはない。というのもやはり一部のものは障害や診断名に起因してそれについての理解・配慮をしてもらうのはスムーズに生きたり働いたりするうえで重要だから。

一方でKaienで口をすっぱくして言うのが、「診断や障害者手帳は免罪符ではない」ということ。診断されたからと言って、その人が社会で生きていかないといけないのはかわりない。守らないといけないことは守らないといけないし、その人なりに自立していかないといけない。当然、個々人の状況によって、病状や症状の程度によって、周囲が配慮すべきレベルや種類は変わるので、「自立」ばかりを常に求めてもいけない。結局玉虫色の主張だが、ケースバイケースである。

いずれにせよ、冒頭に書いたように、自分も周囲も、すべてを障害のせいにしないこと。多くは普通の人間だったら起こるミスであり、程度の問題だと思う。ちょっとまとまりにかけるが、何度も思うことなので、書いておきます。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz 
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume
###

大人数での会社説明会

当社のキャリア相談会は、自閉症スペクトラムの方への就労アドバイスの場。求職中、在職中に関わらず、働くということに悩みを抱えている方とじっくり話をする。そして各人の強みの活かし方や弱みの改善点をお話しする。

当然、定型アンケートなども活用しているが、どうしても個別対応の部分が多く、話し始めると見えてくるものが多いので、時間がかかってしまう。なのでそもそも実施枠が限られる。

(その分、手前味噌だが満足度も高い。10点満点中、平均でこれまで8.4点の評価をいただいている。)

最近、非常に早い段階で枠が埋まることが多い。1月についても、昨日時点で、相談枠がほぼ埋まってしまった。追加で日程を設けるのももちろんだが、一度に数十人が参加できる『会社説明会』を定期的に開催することを考え始めた。

そんなにすぐに相談というわけではないが、話は聞いてみたい、というような若干ライトなニーズに応えることで、がっつりと相談を受ける『キャリア相談会』との場合分けを行う時期かもしれない。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz 
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume
###

今朝(1月7日)の日経より 「発達障害の学生、大学が手助け」

電子版(有料で途中までしか読めないですけれども)はこちらから。会社かご自宅で購読している方はぜひ社会面の記事をみてください。結構大きな扱いです。

記事の冒頭は、『知的能力には問題ないものの他人とのコミュニケーションが苦手な発達障害の学生の支援に大学が取り組み始めた。発達障害の学生は大学進学率の上昇とともに急増しているが、対人関係がうまく築けずに不登校や中退に追い込まれるケースもある。専門の相談窓口を設けたり、教職員に障害の特性を学ばせたりと大学側はきめ細かい対応を心がけている。』 というもの。

取り上げられているのはまず東大。とはいえ、昨年立ち上げたばかりで、ニュース的に扱っているのだと思う。この分野で日本でおそらく最も進んでいる富山大学も写真付きで紹介されている。

実は大学と発達障害というのは切っても切り離せない関係だと思う。こういった記事を契機に、発達障害のある学生たちが本来の実力を発揮できる場、そして就職活動を支援する動きが活発になって欲しい。

ちなみに富山大学では2月13日に、『高機能自閉症スペクトラム障害者支援―教育と就労をつなぐ―』というシンポジウムが、福井大学、金沢大学、富山大学の3大学共同で開かれる。ありがたいことに僕も講演を頼まれた。楽しみである。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz 
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume
###

ちょっと驚いたこと

米国の社会起業家支援組織Echoing Greenのフェローシップに応募して、第2次審査まで進んだことはご紹介した。
彼らはTwitterのアカウントを持っていて、第2次審査に進んだ人たちに、Congratulations!!のTweetをまめにしているのだが、、、なんとそのなかでひとつ「おめでとう!」の文字が。

日本人スタッフが居るの?

まったく知らせてもいないのに、どうやらスタッフが、KaienJpのアカウントを探し出し、Congratulations!!ではなく、きちんと日本語でおめでとう!とTweetしてくれている。やるなぁ、Echoing Green。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz 
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume
###

4年ぶりの仙台で思ったこと

仕事で朝からお昼ごろまで滞在。仙台の冬らしく、晴れていても粉雪の舞う天気。気温4度ぐらいで、ちょうど良い冷え具合だった。

仙台駅東口
毎月のようにここから深夜バスを利用していた

かなり個人的なことになるが2006~07年は仙台で働いていた。そう、たった1年間。でも、人生の転機を迎えた街であり、思い出に残る出来事がいくつもあった。嬉しい思い出も悲しい思い出も。。。今日も街を少し歩くだけで色々な場面が思い出された。

NHKを辞めていなかったら、ちょうど今年ぐらいが異動の年だったであろう。つまり仙台にまだ住んで、毎日お茶の間を汚していたかもしれない。(NHKのアナウンサーだったので。。。) その時と、今の自分自身との、また自分を取り巻く状態があまりにも違うので少し感傷的になったが、その分成長も感じることができた。それにしても、宮城や東北の方々には非常に申し訳ない放送ばかり出してしまい、お詫びのしようもないです。。。仕事のパフォーマンスとしては明らかに人生で最悪の時期だった。。。

行きと帰りの新幹線で、大分仕事もはかどった。午後は東京で仕事の続き。久しぶりに感情的になってしまうトラブルも起きたが、まあ、ベンチャーをやっていく上でアップダウンはつきもの。明日はイイ事が起こるでしょう。って、明日は朝からお役所にいって、怒られないといけないんだった。。。うん、まあ、ここはグイと飲み込んで、広い視野で頑張ろう。Be Bold, Think Bigですね。

そして、明後日からはイスラエル・テルアビブ出張。元気ならばブログも更新する予定。当然、自閉症スペクトラムの関係での出張です。これまで多分30カ国ぐらい旅しているが、久しぶりに実は緊張している。当然イスラエルは初めてだし、中東諸国に囲まれて独特な歴史・文化をもっているから。どんな出会いがあるか楽しみ。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz 
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume
###

Echoing Green 第2次審査へ

以前もこのブログで触れたが、ある米国の団体のフェローシップをうけるための審査をうけている。多くの方の助けをかりて、11月に第1次審査の申請を済ませた。

その結果が今日届き、2次審査に進んでくださいとのこと。今200人ぐらいに絞られたらしいのだが、これからさらに30人=>10人?と絞られていく。次の締切りは1月。最終的には5月初めに選考会がある。

実は仕事のほうがさすがに年度末に向けて忙しくなってきたので、正直なかなかこのフェロー選考にかける時間が無いのだが、数年先、数十年先をまとめる作業は、今日明日のことに集中しがちな毎日にとても刺激になるので、なんとか時間をひねり出そうと思う。

一方今のKaienのメインのオペレーションの一つである職業トレーニングは無事3期もほぼ3分の2が終了。年明けは昨日からスタートした。4期も今月末から始まる。まだまだ改良すべき点があるし、効率的に出来る部分がある。どんどんいいものにしたいし、多くの人が利益を得られるモデルに発展させたい。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz 
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume
###

海外メディア 『ウィキリークス事件に見るアスペルガー症候群』 (3)

だいぶ長らく時間がたってしまったが、このシリーズの最後。前回のエントリーは==>(1)(2)

ウィキリークス事件を受けた、英国の前下院議員の発言が、「ハッカーであり、アスペルガー症候群と診断されたGary McKinnon氏を米国は活用すべき」だ、というところで前回は終わっていた。

そのMcKinnon氏と同じ時期にニューヨーク・タイムズ紙をハッキングしていたAdrian Lamo氏の記事を本シリーズ最後にご紹介する。記事はこちらから。記事では、ウィキリークス事件については一切触れられていない。ただアスペルガーとハッカーの関係性については触れている。

Lamo氏はアスペルガーとハッカーについて、「技術的にはそんな難しいことはしていない。物事を違うように見るのが重要なんだ。(自分がアスペルガーで)人と違う脳をしているとしたら、たしかにそれはプラスかもしれないね」という。

だが、Lamo氏はMcKinnon氏がアスペルガー症候群であることで罪を軽減される可能性があることについて、「アスペルガーだからといって不正な行為を導くわけではないし、罪が軽減されるというのはおかしい」とも話している。

Lamo氏の発言を読む限りはアスペルガー症候群のハッカーというのは多そうである。しかし療育の流れにのせるのがもう少し早く、社会的なパワーの使い方や苦手な社会性の補い方を学んでいれば、少なくともこの2人はもう少し違う形で活躍をしていたかもしれない。記事の中にもあるように、Lamo氏が自分の特性に気づいてからは、大分落ち着いて振舞うことが出来ているようである。社会がますますコミュニケーション過多に振れていっている現代の社会では、早期発見・療育はやはり必要だと思う。

少し尻切れトンボの感はあるが、このシリーズは終わり。ここでは引用しなかったが、英語で以下のような記事を書いている人もいたので、ご参考までに。。。

【参考】 アスペルガーとハッカーは関連がある?(英語)

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz 
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume
###

12月のアクセス数トップ5

明けましておめでとうございます。2010年の最後の1週間は、数年来の体調不良で仕事がほとんど進まなかったが、なんとか快復。今日から遅れを取り戻そうと頑張っているところ。

さて、この1週間、ブログの方もご無沙汰。。。が、12月に書いた記事は結構アクセス数が多い記事があったので、いつもながら月初にトップ5を発表。

第1位 自閉症の子どもに人気のサンタクロース
・・・米国西海岸の話題

第2位 2年前グルーポンの創業者達に会う(2)
・・・おそらく、グルーポンのサービス開始後、初めて彼らにあった日本人の一人なのです

第3位 海外メディア 『ウィキリークス事件に見るアスペルガー症候群』 (1)
・・・これについてはシリーズ最後が書き終わっていないので、今日明日中に(3)を書くつもり

第4位 2年前グルーポンの創業者達に会う(1)
・・・2位の記事の導入部分

第5位 今夜8時!NHK教育テレビ
・・・今年も、昨年ほどではないけれども、いくつかメディアとのお付き合いはありそうです

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz 
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume
###

発達障害の雇用状況アンケートを実施予定

アスペルガー症候群、広汎性発達障害など発達障害の就労環境について、企業の主に人事の方に現在の状況や方針を聞くアンケート。まだ詳細は調整中だが、2月にアンケートを行う予定で現在動いている。

調査元はNPO法人東京都自閉症協会。現在、その他公的な関連各機関にもご協力を呼びかけ中。僕は自閉症協会のアスペ部会で月に1日ぐらい稼動しているので、今回のアンケートで事務局的なことを行う予定である。というか、言いだしっぺであるので、責任持って遂行する予定である。

そもそも発達障害者の雇用・就業状況については、本当にデータがない。無いがために国や都、経営者団体などにメッセージを発したくても発することが難しい状況が続いている。なので、今の成人発達障害者が雇用の枠の外で漂流しているのかを少しでもデータの面から把握したいのである。

調査結果は毎年4月2日ある世界自閉症啓発デーにむけて、発表する予定。形が見えてきたところで、マスコミの主要各社にもお願いして取り上げてもらおうと思う。

今日の午前中はその打ち合わせ。偶然知り合えた優秀なインターン生に、アンケートの方向性や趣旨を伝えた。次回、年明けに設定した打ち合わせまでに、仮説や、その仮説をもとに作成した質問を話し合うつもり。年末年始はこういう仕掛けを考えるにはいい時期。

オンラインでも応えられる簡素なものにする予定

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz 
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume
###

就職内定!!

めでたく2期生のお一人が就職内定。年を越さないで良かった。まだウェブサイトの数字は更新していないけれども、これで、これまで11人がKaien関連で職を得たことになる。

内定を頂いた先は1期生もお世話になったところ。これで今の顧客企業からはいずれも複数人が内定を頂き、就職することになる。端的に言うと、すべてのお客様がリピーターになってくれているということ。

Kaienで職業トレーニングを受けたり、あるいはトレーニングを経由せずにそのまま実習・トライアルに入る方のパフォーマンスの安定度を考えると自信はあった。が、こうして繰り返し、他社に評価していただけると「やっぱりそうでしょ!」と非常に嬉しいもの。

今日の内定を知らせていただいた電話口でも、3期生についての問い合わせあり。焦る必要はないし、最終的には双方が納得しないと良い成果が長期的に出ないと思うが、2010年も最後になってようやくKaienというモデルが見えてきた気がしている。3期生も年明けから就職活動が本格化しそう。

改めて祝!就職内定。これから給与倍増、それに見合うパフォーマンスを目指して欲しいところである。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz 
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume
###