- 掲載日:2011年9月25日
- 新聞社:ヨコハマ経済新聞
- 記事URL:http://www.hamakei.com/column/244/

- 内容:『地域の課題の解決に挑む若手社会起業家たち』という記事で横浜に事業を展開する起業家の一人として代表の鈴木の講演が取り上げられました。
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111年続く企業
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| 有田焼とな!! |
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| まじまじと見たことがなかったが、お店のものと違うのかな? |
Yahooニュースの発達障害の説明が酷い。。。
ネットサーフィンをしていたら見つけた。こちらのページ(自立と社会参加)の中段に「発達障害」の説明がある。
//抜粋はじめ//
発達障害は早期発見、早期介入することで改善率がよくなると言われる。治療は、症状の程度によって異なるが、数カ月~数年、数十年かかることもある。
//抜粋おわり//
ふむ。。。発達障害を取り上げていただいているのはありがたい。が、全体的に大間違え(改善率とか、治療とか、数十年?とか、、、)といってもいいぐらいなので、修正してもらえたらなぁと思う。
Yahooによると、『メディア関係者と読者が作るガイドコンテンツ』とのこと。Yahooに認定された方しか編集できないという。
どなたか編集権限持っている方いらっしゃいませんか?かなり多くの人の目に触れるメディアなのでより確からしい情報や正しい情報を載せて欲しいと思います。
緊張する
10代向けの社会スキル向上講座 Kaien 4 Teens。文字通り10代向けにKaienのノウハウを活用していこうというもの。(※4はForの意味です。。。)
第一回の様子はこちら。そして申し込みは閉めてしまったけれども、今回第二回の案内はこちら。そう明日・明後日開催なのです。
参加する方も緊張すると思う。僕も緊張している。かなり色々と試行錯誤してプログラムを作っているので、どう評価されるかが気になるからだと思う。(※今回は親御さん向けのレクチャーも二日目に予定しているので余計に緊張する)
第一回とは、使う教材は同じだが、ストーリーや作業が大きく進化した第二回。この二日間のために遠くからいらっしゃる方もいる。価値を感じていただけるようにがんばろう。
Kaien 4 Teensのウェブサイトはこちら。
本当の限界は誰にも分からない
東京での障害者委託訓練。7期も大詰め。あと5日。訓練内容も面倒。
今日は「受注・出荷・在庫確認」の業務をERPを用いて体験し、週明けは「仕入れ先登録、得意先登録、運送会社登録、製品登録、賃金・光熱費登録、発注、入荷、請求」をするという。
それなりに難しいので、講師の方も「こんなに複雑なことをさせて大丈夫なのか?」と思ったらしい。でもしばらくして「でも何とかやっているんだよね、驚いた」と言われていた。
正直今回の期はITを含め業務経験が少ない人が圧倒的に多い中ではあるが、それなりに専門的なことについて来ている。なによりもホウレンソウを徐々にではあるし、人によって深度が違うが、体得して行っている感じがある。
“You obviously don’t know where the bar should be, and you’re only going to do a disservice by putting it anywhere.”
大学1年生むけの授業で、学生に与えた課題があまりによくできていて、このままだとみんなにAを与えないといけないと思った大学教授。恩師にどうしたら良いかを尋ねたときに助言された言葉。
「バーをどこに設置すればよいかなんて誰も分からない。どこかに決めてしまうと学生の限界を決めてしまって本来の伸びを削いでしまうかもしれない」
発達障害の人はたしかに弱みはあるけれども、その弱い部分も成長しないわけではないし、そもそも限界を決めるのはとても失礼な行為。これからもKaienではどんどん難しい課題を考えていこうと思う。
YOKOHAMA SOUP(ヨコハマ・スープ) Vol.6
ヨコハマ経済新聞。今週木曜日当方が参加するイベントについて書かれている。
http://www.hamakei.com/headline/6390/
「早期対処」という言葉。
発達障害については、早期介入、早期療養ということがキーワードに思えるが、実はそのとおりであると共に、それだけでは時代の流れについていけない部分もある。早期という時間軸をどう置くかについて、木曜日はみなさんとお話ししたいと思っている。
発達障害者を上手に雇用している企業
平成23年度障害者雇用職場改善好事例(発達障害者)入賞事業所がウェブ上で発表されている。タイトルが長いけれども、要するに、以下のことだという。
:::抜粋はじめ:::
企業の障害者雇用及び職場定着を進めるため、雇用管理や職場環境の整備などを改善・工夫し、様々な取組を行っている事業所の中から他の事業所のモデルとなる好事例を募集し、優秀事例を表彰するとともに広く一般に周知しています。
今年度は「発達障害者」をテーマに募集を行い、75事例の応募がありました。入賞事業所は以下のとおりです。
:::抜粋おわり::::
とのことで、こちらのサイトから見られる。
で、入賞事業所を見た僕の感想としては、、、今まで他の障害種別の雇用実績でもよく見た会社さんばかり、というのが正直なところ。
こういう表彰はからくりがよく分からないけれども、想像するに、自他推薦だとおもわれる。なので、なかなか一般には知られない表彰制度でも、きちんとタイムリーに手を上げられた企業(※これまでも障害者雇用に積極的だった企業)が表彰されているということだと思う。
ふむ。。。内輪感が若干ないわけではないが、発達障害者の雇用でもリーディングカンパニーになっているというポジティブな受け止めをすることにした。また、一歩踏み込むと、発達障害といっても何も特別なことではなく、人を雇うので何よりも愛情、興味、関心が重要で、これまでの方法論で活用できる部分が多いということだろうか。
発達障害者の就職情報交換会 ~ご家族向け~ 開催
ちょっと不思議に思われるかもしれないけれども、Kaienではなく、主に行政の無料の発達障害者向けの就労・定着サービスについて情報交換をする。
無料で使えるサービスは結構あるし、でも実は人が行なっているサービスなので機関名からは見えない「色合い」がある。第一部で僕がプレゼンした後、第二部では参加者皆さんで学び合っていただければと思っている。
定員は15名。今回は親御さん・ご家族が対象。申し込みはこちらから。よろしくお願いします。
| Kaienとしては『発達障害者継続雇用促進会議 I have a DREAM』の第2回としての位置づけ |
~~~~~~~~~~~~概 要~~~~~~~~~~~~~~
◇日 時 10/10(月・祝) 13:30~15:30
◇場 所 Kaien 横浜事業所
◇対 象 発達障害児・者のご家族
◇定 員 15名
◇参加費 1,000円(お一人・税込)
◇内 容 発達障害者向けの行政・民間サービスなどのご紹介
参加者でのワークショップ・意見交換
◇問合せ 03-4590-1524 | kaien@kaien-lab.com
◇申込み http://svy.mk/qsIPOx
(開催内容などは変更になる可能性があります)
海外メディア 『16才からの自閉症』
友人からこんなサイトを紹介された。”Autism After 16″ 16才からの自閉症というサイトだ。
英語のサイトはこちらから。移行(トランジション)、高校からの教育、就職、お金、つながり(コミュニティ)、芸術・アート、の各項目で構成されている。
日本語でもこういうのをつくれると良い。すでに作成中、あるいは作成済みの方もいるかもしれない。行政にはちょっと手を出しにくい領域に思われるし、本当は自閉症協会あたりがやるべきところなのだろうが。。。
と思ったが、このサイト。インディアナ州にある会社が作っているよう。ここに専門家が集まってある意味ショーケースになっている。(情報を集積させてここでサービスを利用したい側と、専門家を結びつけるという仕掛けだろう) 日本でもどこかの会社がし始めそうな予感がした。
今日でKaien2周年
設立から731日目の朝。
2年間で横浜にも2つめの事業所を出し、スタッフ数も総勢8人になった。就職数も訓練者数も着実に増えている。あまりにも会社の成長速度が遅いのでいらいらすることもあるが(というよりもほぼ毎日そうなのだが)、特にKaienを信じて、職業訓練やカウンセリング、講義、イベントに出てくれた300人近くにもなる当事者の皆さんとの関係が財産でそこから色々と学ばせてもらったことで、会社組織として倒れずに来たのだと思う。本当に感謝したい。
僕らは知識・経験がゼロのところからスタートしたのではあるが、やはり現場にはヒントが色々と見つかる。いわゆる「支援者」の人から学んだ経験は少なめで、「当事者」からの学びが大きい。福祉の最先端がビジネスの常識ということもよくある(※ちなみに逆もある)。「健常者」と言われる、多くは毒にも薬にもならない無機質な人と接するよりも、発達障害の人は一癖も二癖もあって、語弊があるかもしれないが面白い。そのエッジの立った人たちの力を使って、そうとはいっても多数派のルールの中でどのように活かし、多数派に勝てるか。これからも当社の指針としたい。
これまでは組織が倒れないように考える時間が多かったが、3年目は攻めを考える時間を増やしたい。幾つか案があるが、まだどれとも固まっていない。顧客の成長に資するものであり、それが故に会社として持続可能な利益をあげられ、その結果継続的に当事者やその家族に幸せをもたらすサービス・商品。きちんと見極めて、3つが重なったストライクゾーンの真ん中を狙っていく。
Kaienは、発達障害コミュニティの内部向けの発信よりも、外部向けの発信を第一に考える集団。事業の性格上内部向けも多くなるが、他の組織ではできにくい外部向けの発信を強化するつもりである。そのひとつとして本を出版することが次の1年の目標。すでにお話は頂いているのであとは琴線に触れるものを紡げるかどうか。イベントに出る機会も増やしたい。
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| 「誕生日」ということで、、、ケーキの写真 |
ウェブサイトをリニューアル
大きな変化は、発達障害という言葉を正式に使い始めたところ。
自閉症スペクトラムの方の利用が当社は多い。このため自閉症スペクトラムという言葉を使っていた。でも、ADHDを区別するほど両者が関わりがないわけではない(※つまりほとんどの場合両方の傾向がみられる)のと、行政からも発達障害という言葉をついた事業を受託することが多くなったので、こだわりのあった自閉症スペクトラムから発達障害に統一した。とはいえ、これからも自閉症スペクトラムが対象のコアであり続けるのは確か。
次の変化はFacebookをトップページに追加したこと。右下がFacebookの欄になった。
3つ目は、当事者の方へのセクションを、(1)人材紹介、(2)就業応援パック、(3)10代向け事業、(4)受託事業で仕分け直したところである。すっきりしたと思う。
トップページはご覧のとおり。(※なお今の時点ですでにKaien 4 Teensは予約でいっぱいになってしまった。次回、第3回の体験会は来月行いたいと思っている)
なお、TwitterとFacebookもトップページをご紹介しておくと以下の通り。
FYI:他団体の告知(東大先端研、ADDS)
日頃から情報交換させていただいている、東京大学先端研の中邑先生のグループと、ABAという幼児療育のサービスを行っているNPO法人のADDSさんからイベントのご紹介を頂いたので、貼り付けます。長くなります。。。m(__)m
DO-IT Japan 2011秋季プログラム特別企画
「障害のある子どもの高校入試を考える」シンポジウム
インターネットやタブレットPCの普及により、学習に困難があった子どもたちの
学習環境が大きく変わりつつあります。鉛筆を持てない子どもはワープロで字を
書く事ができるようになり、教科書が見えない子どもは拡大ソフトを使ったり、
音声読み上げソフトを利用して学習できるようになってきています。
こういった技術は、読み書きが苦手な子どもたちにとっても効果的だと多くの研究が
示しています。読みの苦手な子どもたちも、読み上げソフトを使えば内容を
理解する事が可能ですし、書くのが苦手な子どもたちの中にはワープロを
使えば長い文章を書く事が出来る子どももいます。その一方で、こういった
技術を活用した教育には以下のような疑問を抱く人が多いのが実情です。
・鍛えれば読めるようになるのにICTは不要では?
・ICTは学習の妨げになるのでは?
・ICTを使わせたいが入学試験では利用できないのでは?
このシンポジウムでは、ICT、特別支援教育、制度について専門家の話題提供を
受けて、研究者・当事者・教師・行政関係者を討論者に迎え、これからの
障害のある子どもの入試を自由に論じ、向かうべき方向を整理してみたいと
考えています。
●主催:東京大学先端科学技術研究センター・佐賀県
●後援:文部科学省・厚生労働省(予定)
●協力:日本マイクロソフト株式会社・富士通株式会社・ソフトバンクグループ
●日時:2011年10月22日(土)
●会場:東京大学 安田講堂(東京都文京区本郷7-3-1)
●参加費無料,予約不要
●プログラム:
12:30‐13:00 受付
13:00‐13:10 開催主旨説明・挨拶
13:10‐13:40 話題提供1
「なぜ今、障害のある子どもの高校入試を考えるのか?
-能力を活かせない社会と追い詰められる子どもたち-」
中邑賢龍(東京大学)・障害のある当事者
13:40‐14:10 話題提供2
「ICTを活用して学力向上を目指す障害のある子どもたち
-最新の支援技術とは?-」
巖淵守・平林ルミ(東京大学)
14:10‐14:40 話題提供3
「障害のある子どもの高校入試の現状と合理的配慮という考え方」
近藤武夫(東京大学)
15:00‐16:00 指定討論
「みんなで入試を考える -大胆と思われる入試の提案と検証-」
指定討論者:
上野一彦(大学入試センター:特任教授)
神山 忠(岐阜特別支援学校・教員)
樋口一宗(文部科学省初等中等教育局特別支援教育課)
森本登志男(佐賀県 最高情報統括監)
当事者団体代表
16:00‐16:15 総括・閉会挨拶
以上
【ADDS夜ゼミ受講生募集のお知らせ】
<詳細:http://www.adds.gr.jp/?page_id=632>
2011年10月13日(木)より、心理学的アプローチに基づいた自閉症
の幼児期の支援について、基礎的な知識から実践スキルまで、ビ
デオを使った講義やロールプレイを通して学んで頂ける社会人向け
の夜間セミナーを、毎週木曜に開講することが決定致しました。
自閉症について全く知識のない方でも、お気軽にご参加頂けます。
①日時:木曜日19:00~21:00
②内容
≪基礎編≫(2回5000円)→10月13日、20日
≪実践編≫(6回18000円)→10月27日、11月10日、17日、12月1日、12月8日、12月15日
③場所:東京メトロ千代田線 赤坂駅より徒歩5分のビル内会議室になります。詳細は
お申込みの際にお知らせいたします。
④お申込み締切:2011年10月12日(水)21:00まで(定員に達し次第締め切り)
⑤お申込み方法:advanced@adds.gr.jpまで以下のフォームをコピーし必要
事項を記載してください。また、題名に「ADDS夜ゼミ申込み」と記載し、送信
してください。
————————–お申込みフォーム———————————-
お名前:
年齢:
ご職業:
ご連絡先(PCアドレスなければ携帯アドレス):__
今回お申込みされるプログラム(ご希望のものを■にご変更ください)
□基礎編 □実践編
お申込みされる理由:
その他ご質問等ございましたらお書きください:
———————————-ココマデ————————————
就業応援パックや10代向けサービス
就業応援パックの利用者が今週内定を得たり、やはり就業応援パックの利用者が今週は職場実習で活躍したり、5月にスタートした事業が少しずつ目に見える成果を上げられるようになってきた。
月末に第2回の体験会を行う「10代向け英語・プログラミング・社会スキル向上塾(Kaien 4 Teens)」も、先ごろ予約で満席となった。今回は、お子さんが塾を行っている最中に親御さんには、就職に関するミニセミナーも予定していたり、お子さんの塾自体もロールプレイングゲームを取り入れたりする。
「就業応援パック」にしても、「Kaien 4 Teens」にしても、毎回色々と変化している段階、つまりαバージョンの更に前という感じではあるが、新しいサービスが徐々に形になるのは面白い。
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| 10代向けのプロジェクト Kaien 4 Teens 「学習塾」+「部活動」により就職力Upを目指す |
今週末は少し時間があるので本を読む予定。Kaien出版計画も徐々に進行中。
「すみれ組の子」ではなく我が子にも名前があります
震災関係 被災地支援サイト
発達障害者向けIT職業訓練 募集中!
来月開始予定の当社の訓練(※)。今月から募集が始まっています。まだ空席があるとのことです。ご興味のある方はぜひハローワークでお申し込みください。また東京都在住ではない方の申し込み方法などのご質問・ご相談については東京しごと財団まで。以下詳細です。
発達障害者の方向けのIT職業訓練。2ヶ月間。行政からの委託訓練のため受講料は無料。
【訓練の概要】
訓練コース:知識・技能訓練コース
訓練科目名:発達障害者のためのIT職業訓練
訓練内容
1.ソフトウェア知識・技能の習得
2.ソフトウェアテスターとして必要な基礎的な知識・技能を習得
(経理・人事・営業支援等事務系ソフトを使用)
(※プログラミングの知識は不要ですが、基礎的なPC操作は必須です)
対象障害: 発達障害者
訓練期間: 2011年10月初旬から2ヶ月間
訓練時間: 9時30分~15時15分
【対象者】
以下のすべてに該当する方です。
1. 精神保健福祉手帳お持ちの方、または主治医の意見書をお持ちの方(発達障害が確認できること)
2. ハローワークに求職登録を行い、受講の推薦を受けた方、または中途障害により、休職中の方(※休職中の方は下記、(公財)東京しごと財団へお問い合わせ下さい)
3. 職業訓練を通じて就労しようとする意思のある方
【受講料】
受講料は無料です(※訓練手当、交通費、昼食代などの支給はありません)
【申し込みの流れ】
1. 都内の住所管轄のハローワークで 障害者職業相談窓口へ求職登録
2. 都内の住所管轄のハローワークで 障害者職業相談窓口へ受講希望シートを提出
3. (公財)東京しごと財団主催の面接を実施
4. (公財)東京しごと財団より面接結果を通知
5. 合格通知を受けた方が訓練参加
【お問い合わせ】
公益財団法人東京しごと財団 障害者就業支援課 委託訓練推進班
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-10-3 東京しごとセンター8階
電話: 03-5211-2683
Fax: 03-5211-2680
海外メディア 『タブレット端末でアスペルガー症候群支援』
これも米国発。アイオワのニュース。
『タブレットコンピュータが、アスペルガーの療育を手助け』
Tablet computers help treat Asperger’s -The Gazette-
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| The Gazette紙より |
これまでも何度も米メディアで取り上げられている話題らしい。アイオワのNPO”Four Oaks“が、2006年からの開発しているプログラムとのこと。ちょっと僕のリサーチが不足して、どういったアプリなのかは不明だが、記事を読む限りは、タブレットをみんなで回しながらゲームをして、社会スキルを高めるというものらしい。
なるほど。思わず嬉しくなってしまったのは、似たことをKaienでも行おうとしているから。我田引水だが、またタブレット端末は「まだ」導入する予定はないが、10代向けの社会スキル向上塾「Kaien 4 Teens」でも似たようなアプローチを行っているところである。(※次回は9月24,25日に開催予定)
タブレット端末は、どう考えても発達障害の子供には、知的遅れがあってもなくても素晴らしいマシーン。スマホも含めるとこのアプリを教育や療育、社会スキル向上に使おうという動きは各地で行われている。
筆頭は、東京大学先端研の中邑先生のグループ。富士通や、ソフトバンク、マイクロソフトなどとDO IT Japanも立ち上げられているし、発達障害向けにはやはりiPhone, iPadなどのタッチスクリーンが効くとのことで今各地にiPadを配って研究が始まっている。『あきちゃんの魔法のふでばこプロジェクト』がそれである。
ほかにも、たすくさんのスケジューラー、米国で日本人が開発したVoice 4 U、発達障害のお子さんを持つエンジニアで発達障害支援のアプリ開発の会社Keaton.comを設立された三宮さんなど、この分野での動きは一人の親として本当に頼もしいばかりです。
海外メディア 『米研究:自閉症には少なくとも2タイプある』
今週かなり取り上げられているニュース。カリフォルニア大学の研究者が、オーストラリアの学会で発表とのこと。
『米国の研究グループ 自閉症には二種類あることを突き止める』
US Researchers Identify Two Different Strains of Autism -FOX NEWS-
だいぶセンセーショナルな記事の調子。1960年代にがんの発生原因が複数あることがわかったことに並ぶほど重要な発見だと言っている。
2つの種類とは、以下のものだという。またまだ他にもサブグループがあるかもしれないとのことだった。
- 男性だけにみられるタイプ。脳が急に大きくなり、生後18ヶ月すぎに自閉症の傾向がみられるようになる
- 男性にも女性にもあるタイプ。免疫システムがきちんと機能していないケース
1,2のタイプとも結局は同じ自閉症の症状を示すのはまだ「よくわかっていない部分」だとのこと。
発達障害丁々発止4 『発達障害に気づかない医師・臨床心理士・精神保健福祉士たち』
(冒頭にお断り。医師や臨床心理士、精神保健福祉士の皆さんに喧嘩をうっているわけではありません。)
発達障害は医療・福祉の分野では「新しい」。
ある精神科医によると「今40才以上の医者は発達障害について当時は、学生時代に学ぶ機会が少なかったので、それ以降に自分で勉強していないと診断できないのでは」といっていた。事実、発達障害を診断できる医師は今でも少ない。発達障害に詳しい医師のところはいつも予約で満員。初診まで数ヶ月待ちはざらで、半年待ちもあるという。
(※ただし、「繁盛」しているわけではない。先天的なものであり、基本的に薬で治るものではないので、薬をつけると医療報酬がつきやすく、医者の経営も安定するというエコノミクスからは、真逆のところにあるのが発達障害であり、医療の世界では語弊がある言葉だと思うが「儲かる」専門では決して無い。なので、予約がいっぱいでも「この医者儲かりやがって、、、」とは思うだけでもバチが当たるかもしれない。発達障害の専門医は半分ボランティアのような思いでされている方がほとんどだと思う)
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| 外科のようなクリアカットではない 曖昧な領域を扱う心療内科や精神科 発達障害専門は儲からないという二重苦でもある |
また臨床心理士は「心の専門家」ではあるが、ある臨床心理士によると「発達障害に取り組んでいる臨床心理士はほとんど知っている」ほどのまだ狭いコミュニティである。実際、Kaienに見学に来る方の中でも臨床心理士の方は多い。人口の1%(※米国の子供の調査、自閉症のみ)程度はいるといわれてはいるが、それでもまだ「出会い」が少ないからだと思う。
実際、臨床心理士の資格試験の内容を見ても「精神疾患、臨床心理学、心理査定法、心理面接法、心理療法、地域援助法、研究法、調査法、統計学、心理学全般、法律・法令、倫理、姿勢・態度、事例対応などの専門知識が問われる。」(ウィキペディア)とのことで、あまりに幅広く、大学院を出るかで出ないかの24、5歳の場面では専門性を、例えば発達障害の分野に求めるのは酷であろう。
精神保健福祉士の世界も、ある精神保健福祉士によると「うつや統合失調症への対応が進んでいたが、発達障害はこれから」で、精神保健福祉士の団体も発達障害の対応に向けて取り組んでいるところだということである。
言いたいのは、当たり前のことで、資格を持っていればわかるわけではなく、専門性がないと対応が難しいということである。とかく自閉症スペクトラムの方は見える情報にとらわれやすく、資格があると信じすぎてしまう傾向が正直あると思うので、老婆心ながら注意していただきたいなぁと思う。
と、ここまでは割合スムーズに書けるのだが、ここからは苦しんでいる方も多いので筆が進みにくい。誤診の話である。
発達障害の、しかも成人が、診断されるケースはごくごく最近になって「一般的」になってきている。先天的なので、これまでも全人口比で見ると同じ確率で診断されていていいはずである。今までは発達障害の人はどこにいたのか?
ひとつは、今と同じような苦しみ・ズレを抱えている人が居ながらも、社会全体が受け入れる余裕があったため顕在化しなかったケース。もう一つは、他の精神疾患と診断されてしまっていたケースだと僕は考えている。
よく言われるケースは、統合失調症、人格障害、そしてうつ。実際に両者、つまり発達障害とそれらの精神疾患が重なるケースは少なくないので、誤診とも言い切れない。ただ、医者の中でも「発達障害と診断されるべきなのに、統合失調症と明らかに誤診されている」と憤る方もいらっしゃるぐらいの状況なので、明らかにミスというのもあると思う。明らかになっているのは氷山の一角なのかもしれない。
統合失調症のメカニズムはあまりわかっていないが(※以前こちらに書いた)、平均発症年齢は男性で18才ぐらい、女性は25才ぐらい(※メルクマニュアルより)。遺伝的な関係も言われているが、実際に症状が出るのはおとなになってからである。遺伝的であり、かつ3歳児には傾向が明確になる自閉症スペクトラムなど発達障害とは大きく異なるところである。
また、治療には服薬が行われる事が多いのも統合失調症の特徴。同じくメルクマニュアルのウェブサイトによると「米国では、統合失調症は能力障害に対する社会保障給付日数の約5分の1、医療費全体の2.5%を占めています。統合失調症はアルツハイマー病や多発性硬化症より多くみられる病気です。」とのこと。発達障害と診断されるべき人が、統合失調症の薬を処方されていたとしたら??これはかなり大きな問題で、そういった患者グループもできている。
ある方によると統合失調症の数割程度は誤診されているのではないか、ということだった。今の段階ではその説を確認する手段はないかもしれないが、少なくとも一人ひとりにとっては大きな問題。精神科医は悪意で見逃したわけではないと思われるし、そもそも血液検査などでも測れない疾病を診断し、治療するというのがとても難しいので、できるのは診断を受ける側が医者だということですべてを信用するのではなく、きちんと相対してサービスを受けるべきだとは思う。(※こういうと医者を執拗に責めて人もいてバランスが難しいのだが。。。)
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| 診断名は何? |
ちょっと長くなりすぎたのでそろそろラップアップするが、うつも誤診が多い領域の気がする。そもそもうつと職場には伝えたほうが通りが良いので、発達障害ではなくうつと伝えているというケースも、実はかなりあると思うし、実際にKaienでも10とは言わないが複数そういったケースを聞いている。
僕はこの会社を設立して以降、発達障害の人に合わない日のほうが少ない、というよりも殆ど無いのだが、このエントリーを書いていて、一般の人に発達障害を説明するのが難しいんだなぁというのを再認識している。そもそも資格を持っている人でも気づきにくいのだから。。。
(※なお、ほとんどの方はお気づきだと思いますが、本エントリーの題名は『発達障害に気づかない大人たち』にヒントを得ています。)
追記: とはいえ、最近は逆の現象も起こっている。発達障害の成人外来があることで知られる昭和大学付属烏山病院。院長の加藤先生は、最近発達障害とおもって来る人が多くなったけれども、思い違いの人が多くって困るのですよ、と話されていた。まあ、これも気づきにくいというか、定義しにくい発達障害の特徴なのかもしれない。
9/22(木)の夜は横浜へ
ETIC.さんのイベントに参加することになった。
YOKOHAMA SOUP vol.6 「早期の対処で社会を変える」 先日はじめてお会いしたが、ケアプロの川添さんとご一緒する。楽しみ。
ワーカホリックな人間からすると恐ろしいことに、9月中旬から下旬は、3連休が2度もあるという悲しい事実があるが、ちょうどその2回目の3連休の前夜に行われるという絶妙なイベントである。
なお、ケアプロについてはご紹介するまでもないかもしれないが、ワンコイン健診のケアプロ「生活習慣病予防・メタボ対策」を行っているベンチャー企業である。もっと簡単に言うと、イベントなどで医療行為ではないものの生活習慣病の早期発見には十分な血液検査を行ってくれるというもの。今日も安いからと言ってマックのポテトのLを2つも食べてしまう僕には本当にちょうどいいサービスだと思っている。







