障害者枠 発達障害の人の正社員化
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今日は定着支援でした。今日もというべきか。結構な時間は定着支援に使っています。
Kaienも発達障害の方への就労支援をし始めてから5年以上が経ちました。仕事に就いてもう複数年という人が増えてくるのも当たり前といえば当たり前ですが、うれしいものです。正直なところ、就職することはある程度確実にサポートできますが、楽しく仕事を続けてもらうことが、就労支援という仕事のだいご味だとは思っています。(楽しく続けてもらうには、良い訓練をし、良い就職先を開拓し、良い職種・仕事を用意し、ぴったりの人を紹介するという、定着支援の前段階が重要なのですが。。。)
で、今回の定着支援では正社員化になった人が複数人いる職場を訪問しています。障害者枠だと、初めは契約社員の求人が多く、そこをとにかく心配される方がいますが、しっかりと正社員になれるのだということを事例を持って今後繰り返しお伝えしていきたいと思います。
正社員化の道は、一般枠に比べるとそれほど高いものではありません。契約社員で働いても以下に述べる労働契約法によって6年目からは正社員にしないといけないということになっていまして、これは一般枠だけではなく障害者枠でも適用されるので、”結果”を残していれば障害者枠が契約社員で始まっても正社員になれるわけです。
また”結果”の基準が一般枠に比べてやはり緩やかであることが多いのが障害者枠の特徴です。このため、5年を経過すると今後も正社員になる(今は契約社員の)障害者採用の人が多くなると思われます。
なお、厚労省による改正労働契約法のポイントは以下の写真やURLのようになります。
労働契約法の改正について~有期労働契約の新しいルールができました~http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/keiyaku/kaisei/index.html
もちろん5年待たなくても良い人もいます。実は3年で正社員化というところが多いように思います。正社員/契約社員の別ではなく、派遣社員については3年というのが一つの区切りなのでその区切りと合わせている会社が多いのでしょうか?若干謎ですが、労働者にとっては有利なので3年で正社員化というトレンドは歓迎すべきところだと思います。それにやはり3年というのは僕の感覚でもその人のパフォーマンスや安定度がとてもわかる長さなので、あえて5年にしてほかの会社に流れてしまうのを食い止めるという意味もあるのでしょう。
ただし、障害者枠の場合、ある程度働く場所や職種が限定されるので、正社員と言っても限定正社員というのがトレンドになるかもしれません。解雇があり得る正社員というネガティブな形で報道もされているようですが、本当の意味の正社員は障害者枠はやはりフィットしない可能性があるため、以下のNHKの記事のタイトルの答えでいうと、障害者枠は一つのフィットする例かもしれない、ということになりそうです。
NHK時論公論 「限定正社員は誰のため」
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/166574.html
図もNHK記事から |
まあ、もちろん雇用主が善意で使う場合ですが。。。そしてそうじゃない企業が出てくるのでしょうが。。。
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