もっと幅広く困っている人の役に立ちたい。そして、働くことを通して様々な人と社会をつなげたい
そう語るのは、Kaien に入社して10ヶ月の槇原さん。大学では医学部で理学療法を学び、病院勤務と大学院での研究生活を経て、異業種の Kaien へとキャリアチェンジを果たしました。異業種からの転身でありながら、入社後まもなく関西エリアの運営チーフを任されるなど、そのポテンシャルを発揮しています。
「もったいない」と言われた。でも、勉強はいつでもできる。挑戦するなら、今しかない
―― 槇原さんが理学療法士から Kaien へとキャリアチェンジされたきっかけは何だったのでしょうか?
大学卒業後、病院で6年間理学療法士として勤務する傍ら、大学院で公衆衛生を学びました。病院勤務時代から研究に強い興味があり、論文を書くことで、目の前の患者さんだけでなく、世界中の人々の役に立てる可能性を感じていました。しかし、もっと年齢や背景に関わらず、幅広く困り感を抱えている方に関わりたいという気持ちが強くなりました。
加えて、私自身働くことが好きなので、「働く」というテーマで誰かの役に立てる仕事に魅力を感じました。病院時代も、患者さんが家に帰るだけでなく、どのように社会と繋がっていくかを常に考えて支援していました。退院後、外来に来られた際に患者さんのお話を聞くこともありましたが、自分が想定できていないような困難に直面されていることも少なくありませんでした。
また、自分が病院という限られた世界しか知らないことにも気づき、外の世界をもっと知りたいという思いもあり、転職を決意しました。
―― 周囲の反応はいかがでしたか?
周りからは「もったいない」という声が多かったですね。理学療法士という資格を持っていること、大学院にも進学していたこと、そして女性でアカデミックな分野に進む人は少ないこともあり、キャリアアップの可能性を指摘されました。女性の教授を求めている大学もあったようで、別の道もあったかもしれません。
ただ、大学院で50代の女性が活躍されている姿を見て、勉強はいつでもできると感じたんです。自分がその方のようになれるかは分かりませんが、やる気と環境が整っていれば、いつでも挑戦できると思いました。それに、ビジネス経験が全くなかったので、転職するなら早い方が良いと考え、最終的に転職を決断しました。
理学療法士の経験は、支援の見立てとビジネスの両面で活きる
―― Kaien に入社されて10ヶ月とのことですが、現在の業務内容について教えていただけますか?
現在は、主に Kaien の就労移行支援事業所で、利用者の方々の支援を担当しています。前職とは異なる分野で、日々新しいことを学びながら業務に取り組んでいます。具体的には、Eva(※)、利用前の初回面談、訓練計画の立案、就職活動の同行、定期的な面談など、多岐にわたる業務に携わっています。
また、関西エリアの運営チーフとして、各拠点やエリアの事業所が安定的に運営できるような仕組みづくりや、現場スタッフのマインドセットを整えていくことにも取り組んでいます。
―― 前職の理学療法士としての経験は、今の仕事にどのように活きていますか?
理学療法士として、常に仮説を立てて検証してきた経験は、今の仕事のあらゆる場面で活きています。利用者の方の支援においては、現状を分析し、将来の見通しを立てる「見立て」が非常に重要になります。これは、リハビリテーションの計画を立てるプロセスと非常に似ています。
また、マネジメントや数字管理といったビジネスの側面でも、仮説検証の考え方は役立っています。目標に対して成果が出ていない場合や遅れている場合に、その原因を突き詰め、新たな対策を立てて実行するというプロセスも共通する部分が多いと感じています。
例えば、利用者さんの就職活動がうまくいかない時、「何が原因で遅れているのか?」という仮説を立て、様々な角度から検証し、次のステップに繋げていく。この繰り返しですね。
経験よりもポテンシャル。Kaien は、可能性と強みを生かす組織
―― Kaien で働く魅力は何でしょうか?
Kaien で働く人は、本当に利用者の方のためにという強い思いを持っていることです。そのための運営であり、育成であり、集客であるということを、みんなが理解して仕事に取り組んでいます。支援に対する熱意が高く、一人ひとりの強みに焦点を当てて、それをどう活かしていくかを真剣に考えている組織です。
前職までは、「できないこと」をいかに「できる」ように近づけていくかというアプローチが中心でした。しかし、Kaien のケース会議や日々のやり取りを通して、私も人の見方を変える大きな気づきを得られました。
また、Kaien は挑戦できる環境も大きな魅力です。私のような異業種からの転職者に、入社して間もない段階でエリアの運営を任せてもらえる。フルタイムの採用面接にも早い段階から参加でき、人を見る機会も得ることができます。
Kaien は、経験よりもその人のポテンシャルを重視する会社です。そして、挑戦すること自体にポジティブなフィードバックをくれます。「出る杭は打たれる」のではなく、「目立ったもん勝ち」だと思いますし、周りも挑戦を後押ししてくれる文化があります。だからこそ、入社歴は浅いですが、私も様々なことに積極的に取り組むことができ、結果として「やってよかった」と思えることが多いです。
―― 今後の目標や、読者へのメッセージをお願いします
まず自分の使命は、利用者の方一人ひとりの強みを最大限に伸ばし、その強みを活かせる環境に送り出すことだと認識しています。
そして、それと同じくらい大切にしたいのが、一緒に働く仲間への貢献です。いずれはマネージャーのような役割を担い、チーム全体の成長をサポートしていきたいと考えています。
最後に、医療職の方に向けてメッセージを送りたいです。理学療法士をはじめとする医療職は、仮説思考や検証プロセスに慣れているため、福祉の現場でも十分に活躍できる素養を持っていると私は確信しています。人に興味を持ち、人の良いところを見つけられる方、どんな環境でも面白さや価値を見出せる方であれば、ビジネス未経験でも Kaien で働くことを楽しめるはずです。
Kaien には、ミッションへの共感があれば、自分のやりたいことを実現できる環境があります。少しでも興味を持たれたら、ぜひ飛び込んできてほしいと思います。

編集後記
槇原さんのインタビューでは、異業種からの転職であっても、これまでの経験を活かし、新たな分野で活躍できる可能性を示してくれました。特に、医療職の方が持つ、論理的な思考力や課題解決能力、そして何よりも「人の役に立ちたい」という強い想いは、福祉の現場でこそ活かせる力となるでしょう。Kaien は、多様なバックグラウンドを持つ人材が、それぞれの強みを活かし、社会に貢献できる場所です。
