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カバンいっぱいの・・・

2014年2月16日
この仕事をしていて「あらら、、、らしいな」と思うのが、ぎゅうぎゅう詰めの重たそうなカバンを、一つのみならず二つぐらい抱えている人にあった時である。旅行に行くわけでもない。途中でなにか新しく買ったわけでもない。どこかの前知事が議会で一生懸命に押し込んでいたような、いっぱいいっぱいのカバンを、毎日重たそうに家から運び、そして家に持ち帰っているのである。
なぜか?
例えば、先日、薬を1か月分以上カバンに入れっぱなしで通い続けている人がいた。聞くと、もちろん本人も毎日使う分だけカバンに入れたいのだが、部屋に置くとどこに行ったのか片づけられなく、解らなくいなるので、全てを持ち運んでいるのだとう。つまり、取捨選択が難しく、整理整頓が難しいのだと思う。
腰に巻くポーチを寝ている間もつけているんじゃないかと思うぐらい、ずっと身に着けている人もいるが、それもこの特徴の一つで、いつも同じ場所に何かがないと落ち着かず、家の中でも外でも常に、まさに、手の届く範囲に必須アイテムを置いておきたいのだと思う。
最近は、タブレットやスマホを使いこなして、情報を一つにまとめられるようになってきたが、それでもやっぱり物の整理は現代の科学では(また将来の科学でも)物理的にコンパクトにするのが難しい。学校に通うことは意味がないなぁと思ったこともあるが、日々必要なものを選んで、忘れ物なく通うという行為一つにしても、十数年続けることで、やはり生きやすくなる術を学ぶのだろうなと思う。

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