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海外メディア 『速報 共和党の副大統領 ポール・ライアン氏』

2012年8月11日

共和党・大統領候補のミット・ロムニーが副大統領候補に選んだのは、ウィスコンシン州選出の下院議員ポール・ライアン。ともに中西部の候補ということになる。

30分ほど前に行われた演説で、初めてロムニーとライアンが一緒に演説を行った。(FOXニュースのライブで視聴した。ロムニーがライアンのことを「次の大統領候補」と『副』を忘れて紹介して、会場から失笑されていた。。。)

まだ42才である 演説もうまく議論も巧み

このライアンは共和党の寵児とも言うべき若手で、予算委員会のトップ。先ごろ彼の主導で作り上げた予算は、メディケアといわれる障害者予算の3分の1をカットしたり、フードスタンプ(低所得者層向け食糧補助)の減額という血も涙も無い政策であり、リベラル層から大反対されていた。

彼はカトリック信者で、国(具体的には連邦政府)ではなくコミュニティや教会がサポートすべきとの固い信念を持っているとのことだが、当の教会の上層部からもこの予算案はキリスト教の教えに逆らっていると批判されるほどである。カミソリみたいな政治家が副大統領候補になったわけだ。前回のペイリン(前アラスカ州知事 アフリカを国と思い込んでいたり、恐竜が数千年前にいたと思っていたり、、、)といい、共和党の副大統領候補はすごい人物が出てくる。

ロムニー・ライアンが勝利を収めると、自閉症などの予算も削られる可能性が高い。(以前の記事 海外メディア 『自閉症政策におけるオバマ対ロムニー』) もちろん日本で自閉症対策が進むのが良いが、やはりアメリカの研究や考えが持ち込まれることが多いことを考えると、アメリカの選挙も重要である。

今の激戦州の動向を見る限り、オバマの勝利の可能性は高まっている。(だからこそロムニーもライアンというエッジの立った人物を副大統領候補に選んだのだろうが。) メディケア・メディケイド(医療補助)やオバマケア(国民皆保険)など社会保障をめぐって、両党の間でなかなか激しい舌戦になりそうである。

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