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発達障害 違いと共通点

2012年11月6日

 4年前のオバマの戦略は「一つの米国」。民族や支持政党の違いを乗り越えて一つの国を目指すという、希望に満ちたメッセージだった。だが、今年のオバマのメッセージは「違いの選択」。ロムニー・共和党の違いを強調する戦略をとっている。

強引なのだが、発達障害の世界でも、一般(いわゆる健常者)との違いを引き立たせるともちろん専門家ぶれる。共通点を主張すると、 専門家の意味がなくなる。就労支援でも発達障害の専門だからKaienという会社がなりたつし、子どもの支援でも発達障害の支援だからTEENSを理解してもらえる。

でも、今日スタッフと接していたり、Kaienでの会議に出たり、TEENSでご家族やお子さんと接していて、結局は一緒なのだけれどもなぁ、という思いを強くした。 僕が発達障害の人と接している時と、「健常者」と接しているときと、コミュニケーション手段等々を変えているかというとまったく変えていないからである。

大統領選でも結局その戦略に落ち着いたように、違いを強調するとわかりやすいのが世の常。でも、共通点こそ注目してほしいなと思った一日であった。

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僕の趣味である、米国大統領選挙ウォッチングも今日で一区切り。以下のPBSの放送が一番おもしろかった。英語が分かる人はぜひ。

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