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名刺を持つということ

2010年8月16日

お盆休みも終わった。また忙しい日々が始まる。さっそく朝一番でハローワークから電話があった。Kaienの職業トレーニングについての問い合わせ。どうやらKaienに興味を持った方が、ハローワークに相談に訪れたらしい。

さてさて、昨日、共同創業者の徐と飲んでいて、働くことの精神的な意味について話が及んだ。Kaienに通奏低音として鳴っているのは、日中所属し活動することがないと、人間は精神的に苦しくなってしまうということ。

学生のうちは勉強することが本分であり、リポートを提出したり、試験を解いたりすることで所属し、活動するものがあるわけだが、卒業をしてしまうといっぺんに状況が変わってしまう。名刺を持っていないと、社会から疎外された印象を強くもち、いろいろな意味でメンタルで追い詰められてしまう。

働くことは権利でもあるし義務でもあるが、 その経済的効用(税金の面とか生活費の面とか)は日本でしばしば議論されるところであるが、メンタルの面から見た働く効用が議論されていないのではないか、そういう話だった。

実際、Kaienの職業トレーニングを経て、4年ぶりに就職した人は、本当に楽しそうであり、充実している。もちろん仕事なので面白くないこともあると思うし苦しい場面は難しい仕事を任されるに連れ出てくるとは思うが、それと同じかそれ以上に、心理的な面でポジティブなインパクトはあるはずである。

名刺を持つということ。これからも頻繁にこの場で論じていきたい。

さあ、そろそろオフィスをでないと。お客様との打ち合わせが入っている。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
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「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

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