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五嶋みどりとPain(痛み)

2014年3月16日
今週は五嶋みどりさんの演奏を聴きに行きます。3年ぶりです。
前回はブラームスのヴァイオリンソナタなどピアノ伴奏だけの単独演奏だったけど、今回はオーケストラ付き。Midoriの演奏はこれまで4,5回聞いているけれども、オケ付は実は初めてです。しかも、今回はメンデルスゾーンの協奏曲です。
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小さい頃、(まだ当時はカセットレコーダーの)ハイフェッツの演奏(表がメンデルスゾーンで裏がチャイコフスキーだった)を買ってもらい、まさに擦り切れるまで聞いたのを思い出します。当時はクラシックは大嫌いだったけど、この曲と、ベートーヴェンの交響曲5・6番、ピアノコンチェルト「皇帝」だけはとても好きでした。クラシックファンじゃなくてもこの5曲はわかりやすいし名曲ですね。
で、五嶋みどりさん。実は、僕にとっては最もと言っていいほど影響の強い人物なのです。
そもそもNHKに入ろうと思ったのが彼女のドキュメンタリー番組をNHKのBSで18歳ぐらいの時に見てとても感銘を受けたため。こういう番組を作りたいなぁと純粋に思ったのが大きかったと思う。
その後も、会社を起業する時に、もちろんケロッグのMBAで習ったこととか、友人・知人からの直接・間接のアドバイスもあったのですが、最終的に何が核にあるかというと、彼女の「プロのオーケストラと一緒に弾いているときも、小学校でボランティアで演奏する時も、演奏への力は変わらない」と当たり前のように言い切れるプロフェッショナル度。自分は彼女ほど優秀じゃないのだから彼女がそこまでやるのなら凡人はせめて同じことをしないと、つまり、いつも最大限のパフォーマンスをしないと、とても意味のあることはできない、と意識できていることが大きいと思う。つまり人間として、職業人としての指標なのです。
前述のNHKのBSドキュメンタリーの中で、20代の時の体調不良(摂食障害)から立ち直る時に、「ヴァイオリニストになるかどうかを考えた」という言葉も印象に残っています。10代の時から華々しく世界で活躍して神童として騒がれていたのに、プロのヴァイオリニストになるかどうかを考え直すというのはすごいと思うし、その時に結局ヴァイオリニストになった(というかつづけた)理由が「自分が社会にインパクトを与えられる手段としてヴァイオリンがやはりあった」というようなお話しをされていて、職業ってそういうもんなんだよね、と考える軸をもらったような気がしている。
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実は五嶋みどりさんは、ニューヨーク大学で修士号を取っているのだが、それが心理学。僕もかなり近い領域にいつの間にやら進んできていて、勝手に不思議なものだなぁと思っている。ちなみに彼女の修論は、Pain(痛み)についてであることを思い出した。内容は読んだことはないのだが、実はPainは当社で良く出てくるバズワードでもある。Painの理解は心理学でもそうだし、実は経営でもとても重要だと思っております。そのあたりへの意識・関心も、やはり勝手に不思議なご縁だと思うことにします。
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