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「私とKaien」で伝えたいこと

2015年11月25日

当社について。まずは利用説明会にお越しください。採用情報も下記から。

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今日は一人のお子さんがTEENSの利用最終日でした。TEENSの開始当時からもう4年間ぐらい通い続けてくれたお子さんです。背もとても高くなりました。身体の強い子ではなく、2週間に一度、TEENSに来るときに自分の体調をベストに持っていくために努力しているとお母様から伺ったこともあります。自分を変えたところということで学校の発表でTEENSを取り上げてくれたこともあります。今や部活でリーダーもしているそうです。

TEENSはそろそろ卒業だろうなと、思っていたらご自身からTEENSに行かなくてももう大丈夫という発信があったとのこと。当社と薄く関係を持ちつつ、でも利用は徐々に少なくなっていくというのが寂しいですが理想的であります。その子に人生の核の一つは与えられただろうなという実感があるので大丈夫だろうと思う反面、やっぱり気になります。小学校や中学校の卒業式では全く感傷的な気持ちにならなかった僕ですが、当社を良い意味で巣立っていく人たちには思いが残ります。不思議な気持ちです。

今日、私とKaienの第1話を公開しました。大げさに言うと当社と苦楽を共にした方々(利用者ですけれども同士みたいなものです)のインタビューシリーズを作ろうと1か月ほど前に考えつき、その当社なりの形です。

私とKaien 第1話 小さな成功体験を、一歩一歩重ねていくこと
http://www.kaien-lab.com/newsletter/%E7%A7%81%E3%81%A8kaien-%E7%AC%AC1%E8%A9%B1/

このシリーズを始めた理由は、当社がその辺の同業他社と並列に見られ始めたという気持ち悪さがありました。お金稼ぎなんでしょう、とか、中身は無いんじゃないの、とか、他とどう違うのかわからないというような声が聞こえ始めたわけです。Kaienが全然違うサービスなのにどうわかってもらえるのか、この1か月ぐらい悩んでいました。

どこが当社の特徴かというと、成果とか、プログラムの中身、とかではなく、存在理由というか、魂の部分というか、立ち位置の部分というか。。。そういう洗練されていない土臭さに他との違いがあると思っています。ただの業者じゃないんだということです。利用者層と一体化しているコミュニティの一員と言う感じでしょうか。でもそれって自分たちで叫んでも伝わりにくいです。

じゃあどうしたら伝わるか。当社の利用でただ単に就職ができたとか、の数字ではなく、人生にインパクトを与えられたとか、心に道標・人生の軸みたいのを与えられたとか、実際の生身の人間の声や物語が一番強いだろうと思ったわけです。それが冒頭のお子様の話であり、今回の私のKaienの第1話で取材に応じてくれた中沢さんでもあります。

僕は国内線に乗る時は必ずANAを使います。機内誌の中にあるエッセイ「お弁当の時間」が好きだからです。お弁当を語る中でその人の人生が見えますし、取材者の温かみが伝わってきます。私とKaienはそのテイストで、まとめてもらっています。共通点、わかっていただけますでしょうか?

また、私とKaienという名前は、もともとぼくがNHK鹿児島時代に「桜島と私」という朗読コーナーを持っていたことに由来します。NHKでは「富士山と私」とか「立山と私」とか、山と自分の人生を掛け合わせた文章を画像に載せてプロのアナウンサーが朗読するというご当地テレビコーナーがあります(ありました、かもしれない)。新人時代、鹿児島局で担当させてもらったのが「桜島と私」で、おそらく一二を争うほど印象深い仕事です。鹿児島の(語弊を恐れずにいうと)名もなき市民が、桜島との日々の対話の中で励まされ、普通の人生でありながら、色鮮やかに生きる感じが、NHKを離れて10年15年たった今も、僕の中でくっきり残っています。桜島とまではいかないけれども、きちんと当社の思想が一人一人に伝わっていくようになりたいなということで、「私とKaien」にしました。

今は第2話を取材中。1か月に1回、毎月25日に公開予定です。次はクリスマスというわけですね。ぜひぜひお楽しみに。またぜひぜひご感想をお寄せください。まだフォーマットに改善の余地がありそうですので、ご意見お待ちしています。

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