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障害者手帳

連続投稿。9月以降、学会や研究会など、いろいろな場でお話をする機会が増えるので資料を作成中。

昼過ぎからは障害者手帳の現状について調べていた。現在のKaienのビジネスモデルとして、障害者手帳や障害者雇用という言葉は避けて通れない。現状700万人以上の人が「障害者」であり、全人口の5%超。日本の場合、身体、知的、精神の3つに分けられるわけだが、ここ数年精神障害者保健福祉手帳を取得する人は数倍にも増えていると聞いている。

そもそも障害者手帳というのは、『長期にわたり日常生活又は社会生活への制約がある』人に対して出されるもの。数年前まで発達障害の傾向が強い人については知的遅れがない限り、自治体も障害者手帳を発行することは稀であったと聞いている。しかしここ1年、Kaienで事業をおこなっていると感じるのだが、発達障害を事由に手帳を取得する人がとても増えている。手帳の取得が2009年だったり2010年だったりする人がとても多いのだ。

実際、知的遅れを伴わない場合、厚生労働省は『発達障害は精神保健福祉手帳の対象として明記されてはいないが、精神障害の範疇に入っているという見解』 (特別支援教育の推進に関する調査研究協力者会議議事録より)をとっている。発達障害専門の手帳制度は国の制度としてはないものの、国は別の方法(※つまり精神保健福祉手帳の枠内)での手帳発行を認めている状態であり、それが浸透してきたのだと思う。

Kaienでも障害者手帳を取得することに対するメリットやデメリットについては、ウェブサイトを1ページ割いて、見解を述べている。ここにアクセスして欲しい。

実は僕の息子も療育手帳を取得している。公的サービスが無料や減額になったり、ウェイトリストにのらなくて良かったりと恩恵は多い。今朝も水族館に行った際に付き添い一人までが無料になった。

だけど、手帳を子供に持たせ、入口のゲートに並んでいるとやはり親として胸が苦しくなるものである。特にゲート管理のスタッフが手帳をめくって写真での本人確認をしている様子をみるのは、障害者かどうか確認されているようで気持ちが悪くなる。この違和感は忘れずにいたい。

なお、デンマークのSpecialisterne社を訪れたときに、障害者手帳という物理的な物を発行する制度が日本にあるといったら、”discrimination, isn’t it?”(差別でしょ、それ)と言われ、北欧でやったらものすごい批判にさらされる制度になるだろうとも言われた。確かにそれが健全な反応だと思う。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
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