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米調査 自閉症の発症率増加が止まった!?

週末は海外の自閉症関連のニュースに目を通している。今週注目したのは、ウィスコンシン州のいくつかの学校区を対象にした調査。

それによると、2002年当初は学区によってばらつきがあった自閉症の発症率が、2008年になると約1%で落ち着いてきた、という。ロイターの記事は“Autism rates stabilize in Wisconsin schools: study” から。米国政府の調査では、自閉症の発症率は110人に1人(※正確に言うと子供110人のなかで1人の割合)と公表されているので、ほぼ同じ値となる。

ウィスコンシンは自閉症研究や障害者の研究がトップレベルのウィスコンシン大学のお膝元でもあるし、風光明媚な湖のある学園都市・マディソンでは自閉症児童・生徒の教育を受けるため、全米から家族ぐるみの引越しがたえないことを考えると、この”stabilize”(安定化)というニュースは説得力がある。

10年20年前だと自閉症の発症率は0.1%(1000人に1人程度)といわれていた。それが今は1%。この爆発的な発症率の増加が、自閉症に関して多くの関心をひきつけることにつながっていた。つまり危機感を煽って米国の一部自閉症啓発団体はファンドレイジングを行っていたという背景がある。(※発症率の増加には「診断できる医者が増えたため」、「両親や家族に知識が出て診断を受けるようになったため」などと、もともと発症率は変わらなかったはずという見方もある。)
今後はこういった分かりやすい注目の集め方ができなくなる可能性がある。もちろんひとりひとりの問題がそれによって軽くなるわけではないので、これからしっかりと自閉症関連の課題を多くの方に伝えておく必要が求められるだろう。
ただ、これは米国に限った話であり、日本を含めた諸国ではそもそも関心を高めるレベルまで持って行けていない国が多いのだが。。。

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