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社会的価値という指標について

2011年1月30日

昨日、Twitter(KaienJpのアカウント)でご紹介したように、ウェブサイトで公開しているKaienの「社会的価値」の情報を更新した。たとえば、http://www.kaien-lab.com/company/activities/ のページ。

ほとんどのページの左中段にある3つの指標

11月に東アジアの社会起業家サミット(?)なるものに国際交流基金さんとブリティッシュ・カウンシルさんのお力で出席させてもらったときに再確認したのが、自分たちの事業を分かりやすく数字でお伝えしないといけないということ。もちろん売上とか利益が一番いいのだけれども、ビジネスに関わる部分で完全にオープンに出来ないという制約と、まだその数字だけではインパクトにかけるのと、そもそも曲がりなりにも「社会的企業」という側面は否定できずその部分は既存のボトムラインだけでは分かりにくいのとで、もうひとつの数字(ボトムライン)を、特に米国の社会起業家は一生懸命になって公表している。

実を言うと僕はそのあたりきちんと勉強したことがない。これまでその道のおそらく世界的な(?)研究者でもある、共同創業者の徐(通称:ちゅるさん)に任せてきていた。ただ彼も社外取締役という立場で日々の経営にはタッチしていないし、なんだかすごい会社で働いているので忙しくもあり、今回12月から公表している「社会的価値」の計算方法については僕がリーダーシップを取った。

色々考えたんだけれども、今のところは超シンプル。以下の二つの和。

(1)Kaienのサポートによって就職した人が払う所得税の増加分

  • 就職した人が増えれば増えるほど、
  • 就職した人のお給料が高くなれば高くなるほど(※つまりパフォーマンスが認められるほど)
  • 定着率が高まれば高まるほど、、、

高くなる数字である。

(2)就職によって国庫から支給されなくなる生活保護の減少分

  • 就職した人が増えれば増えるほど、
  • またその人が元々経済的に厳しい状況からのステップアップであればあるほど
高くなる数字である。
 
 
もちろん、これに賃金を加えることもできるけれども、税金のところとダウルカウントになるし、そもそも賃金ではなくって、その人が産み出した付加価値のほうを数字に入れるべきなのかなぁと悩んで手を付けていないところ。もちろん、生み出された賃金で消費をするわけで、消費者としてはマーケットを大きくしているわけで、社会的な価値かもしれないけれども、、、そこまで行くと僕の容量を超えているので、誰かの力を借りないといけない。(このへんの金は天下の回りもの、的なことを考えるのが苦手。。。)

それよりも、実は社会保障費が下がるんじゃないか、そちらの数字を取り入れるべきではないか、という話もある。これについてはたしかに早めに「社会的価値」に含めたいと思っている。ただ納得感のある計算方法というのを開発するには至っていないので、これも今のところ見送り。

さらには、自尊心の向上、という部分もとても大きいのだけれども、これはそもそも数値化をどうするか?という点があるので、今のところ見送り。。。もちろん、「自閉症のイメージが変わる」というKaienのミッションに少しでも近づくと何らかの社会的価値が起こりそうだが、そのあたりの定量化も見送り中。。。

そんな手探り状態で始めちゃったの?という感じの指標だが、たしかにその通り。まあ、こう言うことをやっている会社が少ないので、わかるところからでもやってみようかなぁと思ったわけである。もちろん今は数字が悲しいほどに小さいので逆効果では?という心配する声もあったが、これを見て「頼りない」と思われたら、それまで。ベンチャーがこの程度の数字であんまり怖がっていても仕方ない。少なくともマイナスの数字じゃないわけだし。

いずれにせよ、計算方法は今後ゆっくりと見なおしていきたい。なので、突然一桁増えた!!なんてことが起こるかもしれないが、それは計算方法が見直せて、より正確な数字が出せるようになったから、ということになりそうです。

こういうの卒研とか修研でやりたいという人がいましたらご協力しますので、お声がけください!!

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz 
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume
 
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