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「障害」か「障碍」か「障がい」か

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千葉市長が「障害者」にこだわる理由 「障がい」「障碍」論争に一石
http://withnews.jp/article/f0150525001qq000000000000000G0010401qq000012016A

を読み、”騒ぎ”を知りました。「障害」か「障碍」か「障がい」かは、かなり継続的に取り上げられている話題です。

このブログでの表記も障害ですし、当社Kaienでも障害ですので、僕も「障害」派ということになってしまうのでしょう。が、もちろん”障害”という言葉を礼賛しているわけではなく、ほかになかなか言い換えにくいことが多いので使っているということになります。

つまり、、、

そもそも、障害という言葉を使わなくてよいときは、特性とか特徴、傾向という言葉に変えています。障害者・障害児という表現も使う必要がある時以外は極力使っていません。例えば、「こだわりという障害特性」という使い方はせず、単に「こだわりという特性」という言い回しを使っているわけです。

過度な言いかえ(新しい言葉の創造)は、ネットの世界では正直言うと検索してもらえないという問題もあります。例えば僕の場合、発達障害と通常いうべき時に、意識的に「発達凸凹」を使うことがあります。ただ時々です。「発達凸凹」だけを使い続けても、発達障害のことを知りたい人に(特にネットでは検索されづらく)伝わらないため、かえって支援の輪が広がらないという逆効果というか、残念な結果に陥りかねないということです。

また、そもそも”害”の部分をひらがなに変えても”障”の部分が漢字のままなら意味がない気がします。つまり”障”は、差し障りとか、耳障りとか、気に障る、とかで使われることからもわかる通り、プラスの意味で使われているわけではなく、”害”と同じぐらいネガティブな意味ですあり、ネガティブな類義語を二つ並べた単語が”障害”というものです。なので、変更するなら、せめて”しょうがい”、つまり両方ともひらがなだと思うのです。時々「我々は障害という表記に断固反対します。障がいを広めていきたいです」という議論に出会いますが、うーん、それってなんか不完全、、、と思ってしまいます。

くわえて、(最近は自分でも忘れることが多いですが)僕はもともとNHKアナウンサーなのです。「ギネスブック」を「世界一の記録を集めた本」みたいに、無意味な言いかえを強要されたり、表面的な言葉遣いの無意味さを強く感じたりした職種に6年ついていた身として、言葉一つにこだわってもあまり意味がないと思うからです。

上述のようにまったく新しく良質な言葉が生まれればもちろんそれを使いたいですが、表面上の言い換えで議論することは、NHKのアナウンサーが日本語センターという世田谷・砧にある職場で議論してくれていることをなぞっているだけに過ぎない気もして、現場は現場で言葉ではなく実質の部分の平等というか良い意味での言語を超えた活動につなげたいと思っています。

ヤバいという言葉が良い意味を持ったり、こだわりというもともとは職人のこだわりみたいに良い意味だったものが悪い意味を持つこともあるぐらい言葉は揺れるということもあります。障害ということばがプラスの意味をすぐに持つと信じるほどは障害に染みついたマイナスのイメージは強すぎると思いますが、少なくとも発達障害という診断を受けた人も仕事で生活で充実して暮らしている人は、はたで思うほど障害という言葉に(もちろん賛成というわけではないですが)反対もしていません。そんなことを考えるよりも、目の前にある日々を楽しんでいると思います。なので、周囲は無意味に障害という言葉を使わない程度の配慮をしておけばよく、障害という言葉を忘れるぐらい人生を謳歌できる人を一人でも増やす方法を現場では考え、実践すべきなのだと思います。

【追記 5/31】こだわりは、鈴木の上記理解は逆で、もともと悪い意味が良い意味にもなったということ。なんと現役のNHKアナウンサーから指摘を頂きました。流石ですね!この旨追記するともに、ご指摘に深謝です。

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