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なぜ発達障害に理解のある私立中学校が少ないのか?

当社について。まずは利用説明会にお越しください。採用情報も下記から。

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先週末、発達障害に理解のある学校 合同説明会を開催。20校以上の参加と300人近くの来場がありました。スタッフが当社のブログで報告させていただいています。

TEENSスタッフログ 第2回 発達障害に理解のある学校 合同説明会 実施!
http://blog.teensmoon.com/2016/06/2.html

反省点

早速反省点。冒頭の基調講演『発達障害のあるお子さんの将来を見据えた進路選択』について。

講演は僕が行ったのですが会場は80人ほどの収容力。すぐに満員になってしまい、入れなかった親御様からかなりのお叱りを受けてしまいました。

朝一に来て聞いていただくほどの価値のあるものを提供できたかかなり疑問な内容でして、生で聞けなかったとしてもそれほど損ではなかったのではと思いますが、来場いただいた皆様には基調講演を動画でお送りしていますので、ご勘弁願えればと思います。

来年度も行う予定ですが、基調講演を二度行う?などで、混雑緩和などをはかりたいと思っています。

それにしても、僕のことを買いかぶり過ぎている親御さんが多くて、少し良くないと思い始めました。僕も一生懸命この分野で働いていることは確かですが、そんなすごい話はできません。

なお、当社主催でありながら、当社のパンフ1枚もなく、いったいKaien,TEENSってどういう会社でサービスなのですか?と相当数の参加者に聞かれてしまいました。いったいどこまでお人よしの会社なのか。。。もう少し商売根性を見につけたいと思いました。そこも反省です。

参加校に中学校が少なかった理由

さて、本題。今回参加いただいた学校に中学校が少なかった事実にがっかりされている親御様もいました。が、少ないのは理由があります。以下主だったところを上げます。

一番の理由は日本は公教育での特別支援がまともということがあると思います。特に小中の義務教育の間では支援学級や通級、特別支援学校など様々な仕組みがあります。諸外国に比べて公教育がしっかりしている事実をもう少し認めても日本の人たちは良いのではないかと個人的には思っています。

もちろん先生に当たりはずれはありますし、通っているお子さんが特に都内だと私立に行けなかった子の集まりではないかと思われる親御さんがいるようですが、公立の学校の先生になるのってすごく難しいのです。小中はまずはしっかりと公教育の可能性を探っても良いと思います。

通っているお子さんや学校の先生がしっかりしている私立の中高一貫校は、その多くが、大学に向けた受験勉強バリバリの学校です。お子さんは入学後、中学の勉強を2年間で、そのあと高校も3年弱で勉強を終え、1年以上受験対策をするような弱肉強食の世界で競う必要があります。

学校自体も少子化でいかに進学実績を上げるかで躍起になっていますので、多くの親御さんが進ませたいような、理解のある、でも、勉強はある程度、というところはなかなか見つからないと思っています。

高校になると、義務教育が無くなり、公教育での特別支援教育がどうしても手薄になります。一方で、公立でもチャレンジ校や高等養護という選択肢が出てきますし(今回も公立学校では稔が丘高校が参加していただきました)、私立ではサポート校、フリースクールがたくさんありますので、選択肢が急に広がります。

両者(親・本人と学校)が公に診断や受け入れを伝えていない例はたくさんある。

では発達障害の傾向のあるお子さんの場合は、私立の中学校に通えないのかというと、そんなことはありません。

実は、学校も「この子、発達障害っぽいよな」と思っていながら多数受け入れている学校もあります。また、ご家族がうちの子診断されているんだけれども、なんとかなっちゃっているので診断のことを学校には言っていないという状態もあります。

つまり、私立校に発達障害っぽいお子さんはたくさんいるわけですし、発達障害を伝えなくても、そこそこ私立校に適応しているお子さんは現に多数いるわけです。この場合はカミングアウトをしていないながらも、発達障害に理解のある状況が生まれている状況です。

「そういう学校についてTEENSさんは情報を持っていますか?」と言われると、ある程度知っています、という感じになります。ただ学校はなかなか公開してくれません。なのでひっそりとしか教えられない感じです。

それは、やはりそういうお子さんが集まると、どうしても支援の質が下がってしまうので知る人ぞ知るという状態がベストであるということ。(つまり通っている親からしても教師からしても、これ以上知られると支援が下がってしまうことを知っているので公開しない。) 

そして、やはり進学実績を高めたい学校からすると、発達障害云々の前に、勉強で伸びる子を欲しいということがあり、発達障害に理解のあるということで生徒を集めるインセンティブがやはり低いということがあります。(サポート校などは逆にその辺は発達障害を売りにしたほうが生徒が集まりやすい訳です。)

来年はこの辺りの事情を少しでも打開するような企画を検討します。


とはいえ、現状が良しと僕らも思っているわけではありません。少しでも親御さんやご本人のニーズに合った、また学校側も社会としても得をする学校説明会を開催したいと思います。ぜひお楽しみに!!

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