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合理的配慮がよくわからなくなる

今日は文科省の委員会に出席。昨日は深夜まで仕事をしてしまったので、途中眠くなるのではと不安があったが、株式会社ミライロのビジョンや、広島女学院大学のすべての障害を受け入れるという大学上げての方針を伺い、非常に有意義な時間だった。

株式会社ミライロの垣内社長は僕と違って行動派の社長で軽やかな喋りもとても聞きやすかった。障害をマイナスのものと捉えずにプラスのものとして捉えるという考え方は当社の方針とも相通じるところがあり、話のポイントポイントが非常にしっくりと来た。なお、委員会終了後にお話をさせていただいたが、僕のプレゼンを聞いたり、このブログを読んだりしたことがあるらしい。発達障害は色々な分野の方が注目しているのだなぁと再確認できた。

広島女学院大学の山下教授も、やはり発達障害のことをおっしゃっていたが、僕が印象に残ったのは、障害のある学生を入れるために、授業も面白くわかりやすくしないといけないし、建物も受け入れやすいものにしないといけないと、全学を変える触媒にしようとしている点である。たとえば建物は(おそらく発達障害の学生で蛍光灯が苦手な人が多いからだと思うが)間接照明にしたという。こういう当たり前の思考を組織に入れるのはなかなか難しいと思うのだが、それができつつある大学があるというのは素晴らしいことだと思った。

この委員会は「合理的配慮」がキーワード。今、国の幾つもの会議で障害者の権利条約の批准を前に「合理的配慮」を日本でどう定義し実践していくかの論議がされている。(今回のミライロ社や広島女学院大学の話も議論を深める上でのインプットとして伺ったわけではある。) ただ、合理的配慮といっても言葉がひとり歩きしてしまっていて僕も今日までに自分なりにきちんと腑に落ちる定義ができているわけではない。今日は素晴らしい話を聞いただけに、自分の手に届く範囲ですら自分で合理的配慮という言葉がしっくりきていないことにギャップを感じた。

会議ではちょうど僕の右隣に、この分野に非常にお詳しい全国障害学生支援センターの殿岡さんが座っているので、いつも内外の定義や現状を勉強させてもらっているのだが、あまりいつまでも甘えていられない。。。

合理的配慮といっても、今の厳しい世の中で殆どの人が合理的配慮を資本主義から受けておらず、人間の尊厳が保たれにくい状況に追い込まれつつあると思うが、そのなかで「障害」のある人に合理的にどう配慮をしていくのか、そもそもそれは何なのか?それと委員で出してもらっている高等教育ではどう考えるべきなのか?

色々カッコつけて考えようとしても、まずは自分の庭であるTEENSやKaienを舞台に合理的配慮について考察してみるしかやり方はないので、まずはそこからまとめたいとおもう。

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