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海外メディア 『ウィキリークス事件に見るアスペルガー症候群』 (2)

2010年12月21日

前回のエントリーになる(1)はこちらから。ウィキリークス事件から、Assange氏が自閉症スペクトラムのひとつの診断であるアスペルガー症候群では、という噂がネット上で上がっている。そこからハッカーとアスペルガーとの関係性について、僕なりに海外のメディアの記事をまとめていく。

僕がAssange氏、ウィキリークス、ハッカーそしてアスペルガーの関連性を調べたきっかけは次の記事を見つけたからだ。BBCのウェブサイト。英国の前下院議員が次のような発言をしている。こちらから。

The United States should recruit computer hacker Gary McKinnon to prevent future Wikileaks revelations rather than imprisoning him, a former MP told peers during questions on 16 December 2010. (米国は、英国が身柄を持ち米国から引渡しを求められているハッカーのGary McKinnon氏を、服役させるのではなく、むしろ情報を防衛する側のハッカーとして活用すべきではないか)

このGary Mckinnon氏は2001年から2002年にかけて、ペンタゴンやNASAのシステムに侵入したとされるハッカーである。最大の軍事システムのハッキングだと言われているらしい。UFOについて知りたかったと彼はのちに語っている。その理由はどうか知らないが、不正侵入の疑いのために、英国政府は米国政府からMckinnon氏の身柄引き渡しを求められている。

彼は2008年にアスペルガー症候群と診断されている。英国では政権が変わったことや心理的にかなり悪化していることもあり、Mckinnon氏の身柄の引渡しがどうなるのかまだみえていないようである。

そのGary Mckinnon氏と時をほぼ同じくして、ニューヨーク・タイムズ紙のシステムをハックしていたのがAdrian Lamo氏である。実は彼もつい最近アスペルガーと診断されたという。彼についての特集記事がとても面白かった。Ex-Hacker Adrian Lamo Institutionalized for Asperger’s

この続きは(3)で。

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