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海外の自閉症情報

2010年8月21日

昼はスーパーで買った秋刀魚を焼く。言われているほど高くはなかった。ただ問題なのは暑さ。秋刀魚を食べたところでまったく秋らしさを感じず。。。

週末は仕事をしていても、人に会うことが少なめなので、時間にゆとりが出来る。なので、海外のウェブサイトをチェックすることが多い。自閉症スペクトラム関連では、以下のサイトを良くチェックする。

□啓蒙団体
Autism Speaks http://www.autismspeaks.org/
Autism Society of America http://www.autism-society.org/
National Autistic Society http://www.autism.org.uk/

□報道機関
New York Times http://health.nytimes.com/health/guides/disease/autism/overview.html?scp=1-spot&sq=autism&st=cse
CNN http://edition.cnn.com/HEALTH/conditions/autism/?iref=allsearch

はじめにあげたAutism Speaks(オーティズム・スピークス、直訳すると「自閉症は話す」)は、世界最大の自閉症啓蒙団体。2005年設立とたったの5年前に作られた団体だが、元GEのヴァイスプレジデントでGE傘下のNBCの社長であったBob Wrightとその妻Suzanneが始めただけあり、始めからマーケティングが上手く、関連団体の合併(営利で言う買収)を繰り返し、瞬く間に圧倒的な組織に育った。サイトはかなり直感的に分かるし、有益な情報もあるし、なにより鮮度が高い。自閉症者が理事に入っていないとか、自閉症を怖い症状だと世論を煽っているとしばしば指摘を受けるが、この5年での米国における自閉症認知度を大幅に上げたのは間違えなくこの団体の成果。先月、日本にもこの団体から訪問があったらしい。

一方Autism Society of America(米国自閉症協会)はいわゆる親の組織から大きくなった団体。ウェブサイトは若干分かりにくいが、活動方針は非常に定評がある。3つ目のNational Autistic Societyはイギリスの団体で、いわゆる「高機能」の人への支援活動に手厚く、もっともKaienに近しい情報を持っている団体と言える。National Autistic Societyがまとめたこれまでの研究成果も、学術的に走らず非常に実践的である。日本の研究もこういったレベルまで現場に落とした情報の提供をしてもらえると非常にありがたいなぁと思いながら見るサイトである。

報道機関では New York Timesが非常に分厚く、しばしば見る。CNNが画像がつくので、英語が苦手な人にも分かりやすいかも知れない。(※そもそも世界自閉症啓発デーにはCNNでは一日中自閉症のリポートを流すなど社を上げて報道してくれる感じが嬉しい)なお、TEDでも最近自閉症関連の話題が非常に多いと感じる。それもこれも、Autism Speaksの派手な、またAutism Society of Americaの地道な活動の成果が大きいと感じる。

日本では私も部会委員をつとめるNPO法人東京都自閉症協会のウェブサイトには質の高い情報が多い。ただ有用な情報が非常に複雑な構造で探しにくいのが難点。。。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

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