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海外メディア 『高速道路に近いと自閉症の発症率が高い』という研究

週末はおもに米英のメディアの、自閉症スペクトラム関連ニュースをリサーチしている。今週はKaienの業務が立て込んでいるのだが、非常に興味深い記事を3つも見つけてしまった。まずご紹介だけして、あとで時間があるときにもっと書き込むかもしれない。

まずは米国の南カリフォルニア大学の研究から。カリフォルニアの約300人を調査。その結果、「高速道路から330メートル以内に住んでいる家庭では自閉症の発症率が2倍程度高い」というデータが導きだされたとのこと。なぜ330メートル(1000フィート)なのかというと、この距離が特に交通による空気汚染が深刻だからということである。(英語だが記事はこちらから)

そもそもこの研究は、「自閉症は遺伝が関係していることは分かっている。しかし同じ遺伝子だからといって発症する場合とそうでない場合があり、なにがその他に関係しているのかが分かっていない。ただ環境要因というのは大きな仮説の一つであり、今回はそのうち空気汚染をターゲットとする」という動機がある。

その他、こんなことも研究ではわかったという。

  • 妊娠第3期(29週以降)に高速道路の近くに妊婦が住んでいた場合は、自閉症の発症率がなお高まる (※おそらく胎児の脳形成がされる時期と重なるということを示唆したいのであろう)
  • 教育レベル(※米国ではしばしば所得を図る上での目安とされる)や人種、結婚時期、喫煙か禁煙化の別、などのグループ分けしても、高速道路の近くに住むと自閉症発症率が高いという傾向は変わらないということ

にわかには信じがたいので、半信半疑で記事を読み進めたのだが、サンプル数もしっかりとしているし、もう少し詳しく原典をあたりたいと思わせる研究である。

もちろん、こういう統計では常に、因果関係が本当なの、という疑問は出る。つまり「高速道路と自閉症」の関係が本当に確かだとしても、もしかしたらそういった家庭や個人が、高速道路に近いところに住む傾向があるのかもしれない。

それに、実際に大気汚染が大きなファクターになるとしても、いったいどの化学物質が影響しているのかはまだまだ特定するようなレベルではないという。そもそも物質ではなく、騒音かもしれない。(この疑問については記事にも書いてあった。。。)

他にも、疑問点はあるのだが、この記事については今日はこのぐらいで。。。次は「エクスタシーという麻薬を自閉症スペクトラムの人に投与するという研究」についてを書こうと思う。

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