コーポレートサイト : 株式会社Kaien
MENU

発達障害天才説について ~マイクロソフトやフェイスブックも!?~

古くはアイザック・ニュートン

20世紀ではアルバート・アインシュタイン

最近ではビル・ゲイツ

こういった人たちが、自閉症スペクトラム(多くはアスペルガー症候群と言われることが多いが)だと噂されている。確かに、例えばアインシュタインは、5、6歳までほとんど言葉をしゃべらなかったといわれ、今で言うと自閉症が即連想される子であったらしいし、大人になってからもその特異な言動はよく知られているところである。またビル・ゲイツにしても、米国に僕がいたときに、「ビル・ゲイツと親しい人の友達」から聞いたのだが、彼は自分の興味のあることは非常に雄弁だが、その他のことになると会話がdysfunctionalな(機能しない、上手くいかない)人だということであった。

またもっと最近、というか現代になると、5億人のユーザを抱えるFacebook。この創業者・CEOであるマーク・ザッカーバーグが、アスペルガーだという噂を聞く。

asperger mark zuckerberg とネット検索すると2万件ぐらいがヒットする。また3年ほど前に放送された米国の番組では、しきりに彼のコミュニケーションや行動のawkwardness(ぎこちなさ、不器用さ)を指摘している。この番組ではFacebookの広報から「CEOは変わっています」と取材陣に忠告したと伝えている。(3分10秒あたり)

ふむ。で、発達障害天才説である。

確かに上述の人たちが発達障害(知的遅れを伴わないタイプでアスペルガー症候群や広汎性発達障害)だという可能性はある。それに、人類の大きな進歩は発達障害の人達によってもたらされている可能性は非常に強いと個人的に思っている。だからこそ、そういった遺伝子が人類の中に残っているのではないかとも。

でも、今の大多数の、圧倒的多数の発達障害の人にとって、「発達障害天才説」はそれがわかってどうなるものでもない。上手に周りとつながれない感覚や、就職に困る状況、職場に定着しにくい状況が変わるわけでもない。あるいはいじめられた過去が変わるわけでもない。

むしろ、かえって無意味な期待をかけられたりして迷惑だと思う。どんなセグメントで切っても天才は存在するわけで、一部の数学者やプログラマーをもって、発達障害はこういうものと決めつけられている気がするからである。

なので、このエントリーをすること自体が矛盾するかもしれないが、天才的な発達障害の人(あるいは発達障害と思われる人)を探すことは意味のないことだと思うので、辞めて欲しいわけである。確かに天才は存在するのかもしれないが、それを取り出したからと言って現状が変わるわけでもない。

この記事をシェア / ブックマークする
Google+1
はてブ
あとで
Line
ページの先頭へ