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(現時点で)科学的根拠の弱い「政治家」を支援することの困難さ

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違憲といわれている法律が国会を通りそうな中で、でもそうならば野党が次の選挙で圧勝して、その力で法律を修正してしまえばよいのですが、その力も期待できない中で、いろいろと政治には無力感を国民は感じているのでしょうが、英国の労働党の動きとか、米大統領選挙の動きとかを見ていると、政治も今後大きく動く可能性があるなという期待もあり、良い政治家がどんどん出てきてほしいなと願っています。

そんな中で、以下のようなブログ記事を読みました。

(現時点で)科学的根拠の弱い「発達障害」を支援することの困難さ
http://otokitashun.com/blog/daily/8740/

おときた駿さんという、北区選出の東京都議会議員によるブログです。

ちょうど僕が文京区に住民票があったころ、駒込駅(北区、文京区、豊島区の境にある)を利用していましたので、おときたさんの初陣は間近で拝見していました。ある日は駒込駅周辺をゆるキャラ?と一緒に練り歩いておられました。当時は過去の(でもあまりにも酷い)失言によりなかなか大変で、ゆるキャラもドン引きするほどゲンナリした表情で歩いていらっしゃいましたが、見事選挙戦を勝ち抜かれています。

で、その方のきらびやかなブログが、発達障害について触れてくれているのですが、、、うーん、ちょっとダメです。

【1】発達障害が科学的根拠が弱いとなっている

明日も朝、雨の中になりそうですが、ジョギングしたいので、いちいち反論するのも面倒なので、リンクを貼るだけにしますが、発達障害というのものは、きちんとアメリカ精神医学会など、それなりの組織で定義されております。一応、米機関と、日本のものを挙げておきます。

また、

”同じ症状を持つ子でも、医師によって発達障害と診断されたりされなかったり、つけられる診断名・病名も変わったりすることが多く報告されています。”

と、おときたさんのブログには書かれていて、その通りです。精神医学の定義というのは、血液や明確なファクトで定義されるようなものではなく、まっすぐいうと曖昧なものであります。

が、だからといって、発達障害が適当なものであるわけではなく、現に存在します。

科学的なエビデンスがなければ、怪しいものにする、というのは簡単ですが、それでは政治家は務まらないような気がします。それこそ科学的根拠の強い政治家は、そういった見えない声を上手に拾う人だと思うのですが。。。根拠の弱い政治家は見えるものしか見たくないようです。

【2】論理が飛躍している

以下ブログ記事から。

「昔であれば『個性』の範疇に収まっていた子どもが、 『発達障害』と診断されて病人・障がい者扱いをされてしまう」「そして強い精神治療薬を処方されて、副作用が生じる恐れがある」という点が、有識者や関係者から多く指摘されています。

たしかに以前であれば『個性』の範囲内の人も今は発達障害と診断されているのは同意します。でも、そういう人が強い精神治療薬を処方されるケースは皆無とは言わないですが、それほどないです。強い精神治療薬を処方されるのは、いろいろと行動障害が強かったり、二次障害によってやはり薬の力を借りたほうが良い例が多いです。もちろん、残念な(薬漬けにするような)処方例も多いのですが。。。

また、発達障害と診断されても、病院・障がい者扱いするというのも、あまりにも飛躍しすぎです。そういう、ならず者におときたさんは毎日囲まれているのかもしれませんが、世の中の良識のある人たちはそんなに急に診断があったからと言って手のひらを返したりしません。診断があろうがなかろうがその人はその人。急に障碍者になるわけではありません。診断される日の前も後も、「(単なる)Aさん」であり、「障害者のAさん」ではありません。

【3】精神科の薬はむしろ避けるお国柄では?

以下ブログ記事から。

日本人は年間薬剤代が先進国でも上位に入る薬大好き国民で、 
「病気なら、薬を飲めば治る!」
と信じている方が数多くいらっしゃいます。
自分の子どもの問題行動をなんとか治したい、
「病気」であれば薬を飲めば治るはずだ…
しかし前述の通り、発達障害は「病気」と定義されたわけではありませんし、
なにより薬によって治る・症状が緩和されるというのは、その薬を作る
製薬会社自身が行うエビデンスに乏しい臨床実験で裏付けられているに過ぎません。

えーと、、、色々と突っ込みどころが多いのですが、

  1. 薬を飲みたくて飲むというよりも医者が処方するんでしょう、ということと、つまり、需要側が薬好きというよりも供給側の問題ではないでしょうかということと、
  2. 少なくとも僕が見ている範囲では精神科の出す薬については親御さんや本人に抵抗が強すぎるケースが多く、正直なところ「飲んだら楽になるのにな。。。」と思うほど、薬についての偏見が多くの日本人に強すぎることと、
  3. 発達障害について若干でも知識があれば、「治る!!」と妄信して薬を飲む人の数よりも、「生きやすくなる」ということで服用するケースが圧倒的多数であろうことと、
  4. 発達障害薬(ADHD薬)にもいろいろあって『劇薬』みたいなものは出回っていませんよ、、、ということと、(ただし、確かにコンサータは登録している医師しか処方はできないので副作用など確認しながらじゃないと服用はできませんが。)
  5. 発達障害が病気として定義しているのはすでに医学はしていまして、「病気」という定義の仕方が一般とは違うかもしれませんが、たしかに何らかの苦手さを抱えているところまでを否定するのはそれこそ科学的ではない
と言う感じでございます。

【4】発達障害関連の行政は忙しすぎるのですが、理解されていない。

東京都が所轄するものではないですが、世田谷区が独自に設置をした
ある発達障害支援・相談センターでは、
「初回の相談者をすぐに医療機関に紹介し、
 しかもその後の『後追い調査』を一切行っていない」
という例が数十件あったことが、
2014年に医療ジャーナリストによって指摘されています。

などということで、おときたさんは『本日の委員会ではこの請願内容につきまして、いまだに世間の理解が乏しい発達障害児への支援充実の必要性は認め賛成しつつ、科学的根拠がまだ脆弱で複雑な発達障害へは、慎重な対応を望む旨を申し添えました。』とのことですが、

そもそも忙しいのです。発達障害者支援センターは。。。。一つ一つに丁寧にフォローしたくても、しきれないぐらいに。。。なので、箱モノが嫌いなのは僕も一緒ですが、慎重な対応を望まれたところで、ますます対応に遅れが出る気もします。。。

ということで、まあ、科学的根拠の弱い政治家が多数出てきているのが困ったなぁと言う感じです。国会もあんな感じだし、地方議会もこんな感じだし、、、

とはいえ、

Win­ston Churchill  “Democ­racy is the worst form of gov­ern­ment, except for all the oth­ers” ウィンストン・チャーチル 「民主主義は最悪の政治といえる。これまで試みられてきた、民主主義以外の全ての政治体制を除けばだが」

と言う感じなのでしょう。もう寝ることとします。

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