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大学側も注目 発達障害の学生たち

一昨日のことになるが、東京ビッグサイトに行ってきた。(独)日本学生支援機構が開催する平成24年度第1回全国就職指導ガイダンスである。当社と一緒に研究をさせていただいている富山大学の吉永先生が講演されたため。話題は、日本の大学でおそらく最高レベルの、富山大学における「発達障害学生への就職支援」についてだった。

会場は100~200人入るところだったと思うが、満員で立ち見も出ていた。主に出席していたのは大学の学生課や就職課の方たち。発達障害の学生が急激に増えている(というか気づかれるようになった)一方で、どの大学でもその就学・就職支援がまだ暗中模索であることからだと思う。

発達障害の特性を理解する人がまだ少ないなと思ったのは、講演後の質疑応答の場面。

発達障害の学生がマイナスの面しかないエントリーシートになってしまうことがおおいため、富山大学ではプラスの方向にリライトすることを行なっている、と吉永先生は発表していたのだが、その点について会場にいた方から「しっかりマイナス面を伝えたほうが、企業にとっても個人にとっても良いはず」という意見が出ていた。

吉永先生はマイルドに答えていたが、僕の解釈で単刀直入に言うと、発達障害の傾向があると本人がきちんと自己分析を出きていないことが多い。つまり、主観的に(過度にマイナスに)自己評価していて、客観性がない。なのでリライトしてあげている、、、はずである。

だから「しっかり(本人の主観での)マイナス面をつたえる」と、客観的には「そこまで言わなくても良いのに。。。」 という自己像になってしまい、結局は就職活動で内定に辿りつけない可能性が高くなる。

客観視の弱さは、発達障害の特性を理解する上ではかなり重要なのだが、まだまだ現場で接している人の多くはこの「客観視」が何を意味するのかわかりかけているところなのかもしれない。

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