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自閉症の子どもに人気のサンタクロース

2010年12月12日

週末は米英の自閉症スペクトラム関係ニュースを調べている。今日のニュースは「さすがアメリカ」と思わせてくれる話題。ちょっと感動した。

場所は米国の西海岸、オレゴン州の都市、ポートランド。英語だが動画で見ていただきたい。(KGWという地元テレビ局)

内容はというと・・・自閉症の子どもは感覚過敏の場合が多い。照明がキラキラしていたり(視覚)、人ごみでうるさかったり(聴覚)する場は苦手。サンタクロースが大好きなのに、普段行われるサンタのイベントは賑やかすぎてなかなか行けない。そこでSensory Friendly Santa(感覚過敏の子供にフレンドリーなサンタ)という企画をショッピングモールで行った。クリスマスツリーの照明もオフ、クリスマスソングも無し、一列に並んで写真撮影、という非常にシンプルなものにした・・・というもの。英語の記事はこちらから。

「え、その程度で」という声が聞こえてきそうだが、その程度の理解とか配慮ができないのが、残念ながら一般社会。この程度ならば日本でも簡単に行えるだろうし、ぜひこのイベントのまねをするところがたくさん出てきて欲しいものである。

映像の中に出てくる、子どもたちの笑顔がなによりもよい。ある親が「あの子の笑顔を見て、上手にやってる、私(良い意味で)ショックだわ」と嬉しそうに言っているのは、ちょっと感動。

ちなみに、感覚過敏でない人もいるし、一方で感覚が鈍感な人もいる。自閉症スペクトラムには多彩さがあるのを最後に付け加えておきます。

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