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『グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独』を観てきました

2012年1月7日

前回のエントリー(発達障害丁々発止6 『発達障害天才説 ピアニスト グレン・グールドの場合』)

やはりグールドは良かった。行った価値があった。正月特価で1000円でみられてしまったし。。。映画のリンクはこちら

前回のエントリーで引用したビデオがなんと冒頭に使われていたり、前回のエントリーで触れたエピソードが映画の中で中心になっていたり。。。僕のグールド像が前半はそのまま映像になったようだった。

なので嬉しい半面、なんだかこれまでのグールド像のまとめで全然「愛」の部分がないじゃないかと思ったら、後半は(結構これまで文献を読んだり、映像を見まくったりしていた)僕も知らなかったグールドの私生活(数年も子連れの女性と暮らしていたとは。。。)や内面に驚かされたり、また薬や精神的な苦しさに侵されていく様子が痛いほど伝わってきた。

印象に残ったのは、グールドには、ファンから手紙が届くことがあり、大切にしていたという。その中でも「孤独」で苦しむ人がグールドのレコードを聞いて救われたというメッセージがとても多く、グールドもそれに救われてピアノを弾きつづけレコードを出し続けたという。なんだか直感的によくわかるエピソード。

彼は発達障害という診断がされていたわけではないけれども、音楽を使って、彼自身を含めた孤独な不安を抱える人たちを、音楽を軸に応援し結びつけていた(いる)のかなと思った。

バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻 E-flat Major のFuga この演奏が一番好きかも知れない

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