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『教師蹴る小1』は発達障害か?について

2015年9月16日

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教師蹴る小1、通行人暴行=荒れる小学校、対応模索―問題行動調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150916-00000100-jij-soci

という時事通信の記事。

乙武さんが以下のようにTweetされていました。

 4時間4時間前4時間前案の定、ヤフコメには「親が悪い」というコメントが並んでいるが、発達障害の傾向があることも十分に考えられる。安易な発想から親御さんを傷つけないよう配慮を求めたい。 / 教師蹴る小1、通行人暴行=荒れる小…

まあ、ありえない発言だなぁと思っていましたら、

 4時間4時間前4時間前先ほどのツイートが誤解を生むことのないように付記しておきますが、すべての発達障害の人々が攻撃性があるわけではありません。なかには、そうした特性に苦しんでいる人(当事者も親も)もいる、ということです。くれぐれも誤った認識を持つことのないよう、お願い致します

とのことだそうです。

個人的には、数千人大人の発達障害も子どもの発達障害も見ていますので、発達障害でそこまで攻撃的になる人は皆無に近いと断言できます。もちろんゼロではないです。攻撃的な人もたま~~にいます。でもそれは、発達障害由来というよりも、生育環境由来だと思われます。

僕も乙武さんの言う「ヤフコメ」に寄せられた『親が悪い』というのは違うと思うのです。つまりほとんどの親はやはり子どもを愛しているので、他人を傷つけてもよいなどと子どもを育てたい、とは思っていないわけです。

が、しかし、多くの場合は収入が低く、資産もなく、つまり貧困が関係していると思いますが、親が自分を生かすので精いっぱいな状況で、育児まで手が十分に回りにくいことは多いと思います。その時に(昔だったら親戚や隣近所の人が地域で育ててくれたところが、そういった力が日本に無くなり)親の非力さがもろに出てしまって、子どもが発達障害の傾向があると、頑なだったり、良い影響も悪い影響も字義通り受け取ったりという、確かにじゃじゃ馬感のある発達障害の特性が悪い方に出てしまうことはあると思うわけです。

なので、原因というと確かに発達障害的な要素は絡むこともあると思いますが、これだけ貧富の差が広がっていることが、信じられないような子どもたちが出てきてしまうということにつながっていると僕は思います。記事をきちんと読むと、そのあたりはしっかりと描かれている記事だと思いますので、やはり乙武さんが『発達障害』というのをわざわざ出したのはミスリードだったと思われます。

結論として、攻撃性という特性に苦しんでいる発達障害の当事者が多いかと言われると、かなり少ないと思います。発達障害について、原理としてはもう少し平和的な民族であることを多くの人に理解してほしいなと思います。

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