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バンコク 4 東南アジアの自閉症スペクトラム事情

2010年11月16日

東アジア地域社会起業家国際シンポジウムのためバンコク滞在中。2日間のプログラムが終了。

昨日から今日にかけて、タイとベトナムの自閉症スペクトラム関係者とお会いした。お一人はベトナムの医師。知的遅れのある子供や自閉症スペクトラムの子供に対するケアセンターを立ち上げたとのこと。ベトナムには自閉症に詳しい医師、つまり診断ができる専門家が数人しかいないらしいが、そのなかの一人とお会いできた。来月にはSpecialisterne社のThorkil Sonneと会うとのこと。世の中って本当に狭い!

一方で、今回のシンポジウムの主催者であるChange Fusionのスタッフで、ご家族の中に自閉症スペクトラムと診断された弟がいる人とも話した。彼によると、ベトナムとは異なり、自閉症スペクトラムの診断・ケアの態勢は徐々に進んでいるとのこと。彼によると、また僕の英語の聞き取りが正しければ、今1%の子どもが診断されていて、その率は増えてきているとのことだった。ちょうど数年前の日本の状態を聞くよう。今後、といってもまずKaienが東京でしっかりと立ち上がることが必要だが、ゆくゆくはKaienのモデルをタイでも導入できたらといわれた。

自閉症スペクトラムを巡る課題は多くの国で感じられていて、そのステージには若干の差はあるが、やはり可能性を見つけながらどうにかして雇用につながるモデルを見出そうという思いは共有している気がした。

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