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発達障害学会(2)

先程短めに書いたが、今日は朝から夕方まで、日本発達障害学会第45回研究大会に参加してきた。

僕が参加したシンポジウムは『ソーシャルインクルージョンの実践② 発達障害者のための職場における合理的配慮』というものだった。

NPO法人東京都自閉症協会理事長の今井忠さんが司会。

発表者として、大東建託の特例子会社であり、好事例として名高い大東コーポレートサービス社長の山崎亨さん、神奈川障害者職業センター職業カウンセラーの吉川真弓さん、そして医師で当事者のウイ・クアン・ロンさん、そして僕であった。

会場には100人以上の方がいて、後ろは椅子を追加して並べていたという盛況ぶりだった。

今井さんのコーディネートが上手く、非常に有意義な時間だったが、特にウイさんの話が面白かった。僕はこれでウイさんにお会いするのは4回目か5回目だが、毎度毎度、尊敬の念が強くなる。

ウイさんの発言で、僕自身がビビッときたものをいくつか引用させていただくと、、、
– 空気を感じ取れないし、自分の発言・メッセージがどう受け取られるかもわからない
– 定型の人は液体のような性格で変幻自由。アスペの人は固形の個性を活かさないといけない
– 空気を読むのではなく、空気を分析している
– みんなと一緒に何かを成し遂げたいという気持ちが強い
ということだった。

あの場にいないと、これらのもつ意味がなかなか伝わらないかも知れないが、自閉症スペクトラムの奥深い世界を本当に見事に表現されていると思う。

なにより凄いのは、この話を笑いを常にとりながら進行できるところ。ウイさんは文章も面白く、ブログも読んでいて楽しくなる。爪の垢を煎じて飲ませていただきたいところ。

ちなみに、当方の発表は、要約すると以下のとおり。 当たり前すぎるし、準備不足でストーリー化できずに、あまり会場の皆さんの関心を高められなかったと思う。反省。。。

「当事者を変えようとするよりも周囲が変わることが質の良い雇用には必要である。具体的には自閉症の弱みが出にくく強みが出やすい職場を設定することが肝要である。

だが、知的に遅れのない自閉症の方(アスペルガー症候群やPDD-NOSと診断を受けた方)の場合、強みは非常に専門的であることが多い。このため従来の医療・福祉の専門家では強みを引き出す職場環境を設定することが難しいと考えられる。

この問題への解決策としては福祉セクターのスタッフに専門知識を教育するのではなく、従来の営利セクターにいる技術者などに自閉症の特性を教育し、彼らにジョブコーチとなってもらう方向性が、自閉症者に質の高い雇用の場を提供することにつながると考える。」

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