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シリーズ「10代の発達障害を考える」① 診断名を考える

発達に凸凹のあるお子様向けのTEENSが6月に2拠点目を出すことになった。TEENS横浜である。満員御礼が続くTEENS新宿も、新しく開設するTEENS横浜も、通っているお子さんが大人になって振り返った時に、「TEENSに通っていて良かった」と思ってもらえる、楽しく深く実り多い場としていきたい。TEENSを説明する意味もかねて、今日からしばらくこのブログは10代の発達障害について考えていこうと思う。
1回目の今日は「診断名」を考える。
大人と比べて、子どもの場合はあまり診断名が広くない気がしている。大人の場合は、自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群、広汎性発達障害、ADD、ADHD、LDなどと様々な診断名が着く上に、うつ、躁うつ、不安障害、強迫性障害、適応障害など、様々な二次障害と言われるものもくっついてくる。
一方でお子さんの場合は、言葉が遅い子だと自閉症、行動が落ち着かないとADHD、学習面で難しさが強いとLD、勉強もできてIQも高くてという場合はアスペルガーなどとというように、かなりシンプルに診断がついている場合が多いと思う。
実はこれが落とし穴になりやすい。よくある例は、親がその診断名だけで子供を見てしまうことである。つまり、「うちの子はLDだから、コミュニケーションの課題はないので」とか、「ASD(自閉症スペクトラム)だからADHDは関係ないのではないか」などという発言を聞く機会がかなり多いのである。
実際、大人の発達障害の人たちに接していると、「小さいときはLDだったんですけれどもね」というコミュニケーションに苦手意識を抱えている青年とか、非常におっとりとして静かな女性が「小学校ぐらいの記憶は、追いかけられている(つまり多動で衝動的なために大人が追いかけている)記憶しかない」という人とかに会うと、発達障害の状態像というのは、年齢とともにかなり変わっていくのがわかると思う。
もともと、僕の考えでは、子どもは「成長過程」ともいえるし、「不完全な人間」ともいえる。大人になってある程度分化して診断が出ているわけではなく、ある程度その状況を表すのにふさわしいものが便宜上つけられているのが診断であることが多い。特に10代は変化が激しくなるときでもある。それは彼らの周囲が急速に大人になる中で取り残されやすい、という形で本人に影響が出るという意味でもある。
つまるところ、診断名に左右されず、その子を見て、将来を予測してのサポート・支援が必要になると思っている。次回は、できれば明日。好きな科目、苦手な科目、について考えてみたい。
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