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話題になっている NNNドキュメント「障害プラスα~自閉症スペクトラムと少年事件の間に~」を見ました。

2016年5月26日

界隈で話題になっていたNNNのドキュメンタリーを見ました。日テレ系のドキュメンタリーですね。一部では再放送取りやめを求める声もあったほどいろいろと反響があったようです。

視聴後の感想①

「障害プラスα~自閉症スペクトラムと少年事件との間に~」は自閉症への間違ったイメージを広げた? 高橋秀樹[放送作家/日本放送作家協会・常務理事]

視聴後の感想②

【NNNドキュメント障害プラスα~自閉症スペクトラムと少年事件との間に~】を見て ~NPO法人ADDS共同代表くまのBlog~

メディアリテラシーが必要な番組であることは確か

感想としては、(Nスペとかクローズアップ現代とかNHKのドキュメンタリーと違って)、NNNドキュメントはお金の無い中で頑張って取材したんだろうなぁ、なのでかなり内容が薄いなぁ、強引だなぁという感じです。きちんとした背景理解のもとに制作側の状況を考えながら、つまりメディアリテラシー高く見れば、制作側が伝えたかったことはある程度分かりますが、多くの人は怒るのは当然かなぁと思いました。見る側にも見る力が必要というわけですね。

いくつか僕の目(かつてNHK勤務です)からポイントを。

【1】 柳楽優弥さんのナレーションが良くない

柳楽優弥さんというのは俳優だそうです。そういえばカンヌで賞をとった方だったと思い出しました。この方のナレーションがまあ良くないです。ナレーションは番組の、まさに”トーン”を決めるので重要です。今回のナレーションの場合、非常に暗く、じめじめとした感じの声。かつ、「ああ、この人自閉症スペクトラムのこと理解せずに原稿を読んでいるだけだなぁ」という印象を(少なくとも個人的には)抱いてしまう浅いナレーションでした。宮沢りえさんとか女性の声のほうが良かったと思うのですけれどもね。。。そもそも柳楽優弥さんがそう読みたかったわけではなく、ディレクターの好みかもしれないのですが、いずれにせよナレーションはかなり反感を買ってしまった一つの要因に思いました。

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